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女性問題で事実無根の写真と記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして中川秀直・前官房長官が、写真週刊誌「フォーカス」の発行元の新潮社などに慰謝料を求めた訴訟で、内閣官房が、00年7月と8月に内閣官房報償費(機密費)から計2億2000万円を中川氏に支出したことを示す文書を、広島地裁に提出していたことが3日、分かった。
今回の文書は一般会計支出計算書。新潮社の主張に対し、広島地裁が内閣官房に照会し、1月15日付で提出された。
中川氏が官房長官だった00年7月に2回に分けて計1億円、同8月には3回に分けて計1億2000万円が、それぞれ中川氏に渡された。使途は明らかにされていない。
機密費の支出について新潮社は「右翼団体幹部に脅された中川氏が多額の金を機密費から支払った」と主張している。
00年度予算では、内閣官房分の機密費は約14億円だった。
民主党は3日の役員会で、今後、支出の目的について調査する方針を決めた。菅代表は同日の記者会見で「なぜこの時期に何度も大きなカネが渡ったのか、関心がある」と述べた。「機密費を私的なスキャンダル隠しに使ったことが本当ならば、大変だ。(中川氏は)そうでないのなら、そうでないときちんと表明すべきだ」と指摘した。
官房機密費は「内閣官房報償費」と呼ばれ、官房長官が管理し、自由裁量で使える。歴代の官房長官は国会で、「国の事務を円滑で効果的に遂行するため、当面の任務と状況に応じて最も適当と考えられる方法で機動的に使用する経費」と答弁し、使途は公表されていない。
しかし、実際には外遊に出かける国会議員への餞別(せんべつ)や、慶弔費、外遊の際に首相に随行する職員の宿泊費に使われていることなどが分かっている。ホテル代を水増し請求する手口で首相官邸から報償費(機密費)計約5億円をだまし取ったとして元外務省要人外国訪問支援室長が詐欺罪に問われた事件も起きている。
(02/03 21:42)
http://www.asahi.com/politics/update/0203/012.html