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(回答先: イラク決議造反、加藤紘一氏らの処分検討…自民幹事長 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 02 日 22:56:51)
自民党の安倍晋三幹事長は2日の記者会見で、自衛隊イラク派遣承認案の衆院本会議採決を棄権した加藤紘一、古賀誠両元幹事長、欠席した亀井静香元政調会長の処分は慎重に検討する考えを示した。頭文字がいずれも「K」の3氏は、程度の違いはあるが、小泉純一郎首相に距離を置いている。「3K」トリオの行動に、「ポスト小泉」をにらんだきな臭さも感じる安倍氏としては、「一気に処分」とはいかないようだ。【高安厚至】
3氏の造反が正当化されることを懸念して厳しい処分を求める党内の声に押され、安倍氏らは当初、早期に処分を決める方針だった。執行部の一人は1日には(1)加藤氏は01年3月の森喜朗内閣不信任決議案採決に続く造反で、役職停止は免れない(2)古賀、亀井両氏は戒告程度――との考えを示していた。
しかし、党内には逆に「実力者を処分すれば亀裂を生む」との意見も出ている。このため、安倍氏は今後3氏と会談することも含め、慎重に対処する方針に転換。表向きは「国会空転が続く中、処分を急ぐべきではない」(幹部)と説明しているが、「3氏の処分が、党内政局にどんな影響を与えるか」を見極め切れないまま、揺れているのが実情だ。
「3K」、特に加藤、古賀両氏に対しては「ポスト小泉に向け連携を深める第一歩」と見る向きがある。古賀氏は加藤氏に「イラク問題では一番いい意見を言っており、ポスト小泉の最右翼」とエールを送り、加藤氏も今年初めの講演で、昨年暮れに「加藤の乱」(00年11月)以降3年ぶりに古賀氏と電話したことを明かすなど、関係修復をにおわせた。
加藤氏は「イラク問題で古賀氏と連絡はしていない」と「政策的判断」を強調しているが、それでも「政局絡み」と受け取るのが政界の常だ。
一方、亀井氏の欠席については「総裁選、衆院選での主張との一貫性を重んじた」と側近は説明。だが、「今後、加藤、古賀両氏が連携を深めるようなら、亀井氏も共同歩調を取る素地はできたことになる」という見方も党内にはある。
小泉首相も「安倍幹事長に任せてある」とだけ繰り返す難問。「3K」は「すでに昔の名前」と若手議員の多くは冷ややかだが、果たして今の3氏の影響力は――。党内情勢をどう判定するかにより、処分の内容や時期が決まりそうだ。
[毎日新聞2月3日] ( 2004-02-03-00:51 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040203k0000m010075002c.html