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拉致被害者家族の出国、北朝鮮高官が全員応じる用意示す
日本人拉致被害者の家族の帰国問題で、北朝鮮が横田めぐみさんの娘キム・ヘギョンさんや曽我ひとみさんの夫で元米兵のチャールズ・R・ジェンキンスさんも含めた「家族全員」の出国に応じる用意を1月初旬、米国人訪朝団に伝えていたことがわかった。20日、米上院外交委員会の非公開の会合で報告された。
米議会筋によると、元政府高官や核の専門家とともに訪朝した同委員会スタッフのルース、ジャヌージ両氏が北朝鮮外務省の宋日昊(ソン・イルホ)副局長と会談した際、宋副局長は「日本から戻った家族(拉致被害者)と相談したうえで朝鮮民主主義人民共和国を離れる道を選ぶというなら、それぞれの自由だ」と明言した。
「この方針は例外なく、家族全員に適用される」とも指摘。個別の氏名には触れなかったが、ヘギョンさんや米国出身のジェンキンスさんも含むとの立場を明確にしたという。
ただし、拉致被害者が平壌に迎えに来るとの条件は譲らず、「家族それぞれの選択次第だ」と何度も強調したという。これについて同筋は「全体主義国家の高官が出国を認める立場を示している以上、拉致被害者の家族が日本に行かないと言い出す可能性は低いのではないか」と指摘。また、「家族全員の日本帰国を米国人訪朝団にまで持ちかけた背景には、経済力のある日本と一刻も早く国交正常化交渉を再開したいという焦りがある」と語った。
拉致被害者の家族の帰国問題については、北朝鮮側が昨年末、平沢勝栄衆院議員らに「(拉致被害者5人が平壌に)迎えに来たらかえす」と打診。これに対して「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」は17日の総会で、「揺さぶりにすぎない」として応じない方針を決めた。 (01/21 15:01)