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自民党の国防部会などの合同部会が20日午前、党本部で開かれ、イラクへの自衛隊派遣に関する防衛庁の報道自粛要請問題が取り上げられた。19日にイラク入りした陸自先遣隊について、防衛庁の北原巌男官房長は「先遣隊の活動に支障が出ると懸念される報道もあった」と述べ、「こうした事態があればしかるべき態度で対応する」と語った。今後さらに報道規制を強化する可能性を示唆したとみられる。
イラク入りの報道について、具体的に、どれが「懸念」に当たるかの説明はなかった。
石破茂防衛庁長官が9日に同庁記者クラブ加盟の報道機関に対して行った報道自粛要請では、「円滑な業務遂行を阻害すると認められる場合」には以後の取材を断るとしている。
この日の部会では、出席議員から「今後部隊が拡大した時や日本の要人が現地訪問した場合のために、現地でのブリーフィングなどの取材ルールをきちんと作るべきだ」などの意見が出た。【松尾良】
[毎日新聞1月20日] ( 2004-01-20-12:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040120k0000e010039001c.html