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「フライデー４・３０」のＰ．９２・９３見開きの「暴露：「８人の家族」はこのままでは帰国できない：小泉首相−山拓前自民党副総裁「拉致問題」で「アンタが悪い」」より：
写真キャプション：「山崎氏による中国・大連での交渉を「知らない」と言い続ける小泉首相」
「山崎氏によれば「（首相が承知していたかどうか）私からはいえない」」
記事内容：
『 その日、前自民党副総裁・山崎拓氏(６７）は、受話器の向こうにいる“盟友”小泉純一郎首相（６２）の厳しい叱責に、ただうなだれるしかなかった。
小泉「拓さん、どうなっているの。今回の訪中と（北朝鮮との）交渉は、絶対に外に漏れないといっていたじゃないか！」
山崎「すまない・・・。ちょっとした手違いがあったみたいだ・・・」
４月１日、山崎氏は自民党の平沢勝栄代議士（５８）とともに、電撃的に大連を訪問。現地で北朝鮮側の代表団５人と「極秘会談」−するはずだった。ところが、この情報は、極秘どころか複数のメディアが掴んでおり、大連の空港では、多数の報道陣が山崎氏らを待ち構える騒ぎに。小泉首相は、会見で「聞いていません」と何度も繰り返し、会談は山崎・平沢両氏が勝手に行ったと強調した。
ところが、実際は冒頭のやりとりが示すように、小泉首相は山崎氏らの動きを最初から承知していた。それどころか、この電撃会談の計画自体、首相と山崎氏の間で練られていたのである。
今年２月、都内の料亭でのこと。
小泉「政権支持率が、どうも低迷気味なんだ。夏の参議院選を前に、なんとか北朝鮮の拉致問題を進展させたいが・・・」
山崎「実はそのことで、加藤（紘一）さんと話した。北朝鮮に（自民党が）コメ支援したときのパイプが、まだ生きているようだ。金正日総書記に近い幹部（のルート）だ。これを使ってみよう」
この密談後、山崎氏は自分の派閥への合流を決めた平沢氏に相談する。我流の対北朝鮮交渉が批判を浴び、世論からソッポを向かれていた平沢氏が即座に根回しに動き、会談が実現した。
ところが、土壇場で山崎氏がたいへんなミスを犯してしまったのだ。
「落選中の山崎氏は、この秘密交渉を絶好の宣伝チャンスと考えた。そのため首相が釘を刺したにもかかわらず、訪中を親しい女性ジャーナリストに漏らしてしまったというのです。大連のホテルで、山崎氏はこの女性の名前でチェックインしたといいます。結局、女性の周辺から情報が流れたようで、“密談”は密談でなくなってしまった」（全国紙政治記者）
当然、首相はこの顛末に激怒した。帰国後、山崎氏が報告のため面会した際も、「いったいどうなっているんだ！」と、強くなじったという−。
こうした「大恥」をかいたからなのか、山崎氏を含めた日本政府側は、交渉発覚後は一転、開き直ったように会談の「成果」をリークし始めている。
「北朝鮮側が、小泉首相の任期中に拉致問題を解決すると示唆した」
「拉致被害者の家族８人を日本に帰国させてもいいといっている。参院選前には帰国が実現するかもしれない」
しかし、そのウラで山崎氏は、功名心に走るあまり、とんでもない“爆弾”を背負わされてきた、という情報もある。
「山崎氏は２日間にわたる折衝中、北朝鮮のソンイルホ外務省副局長と二人きりで会談を持った。その際、山崎氏は『（北朝鮮船籍の船舶の入港を制限する）特定船舶入港禁止法を実施しない』『具体的な経済援助の方法を示す』『これらの履行を確実にするため、家族の帰国には日本の政治家が出迎えに来る』などと安請け合いしてしまったという。さすがに首相も、これには呆れ果てたとか」（自民党幹部）
日朝交渉は、４月中にも再開される見込みだ。しかし、政府がこの体たらくでは、交渉がはたして日本の思惑どおりに進むかどうか、大いに疑問が残る。
「会談のことは、いまだ政府側から拉致被害者や家族にまったく説明がありません。小泉首相は『知らなかった』などと責任転嫁せずに、きちんとリーダーシップを取ってほしい。場当たり的なことをするのでなく、自ら再び平壌に乗り込むくらいのことを、なぜしてもらえないのか」（「家族会」事務局長の蓮池透氏）
政治家としての名声と支持率維持しか念頭にない首相に、期待するほうがムダなのだろうか。』
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★ 料亭での話や電話の話が妙に生々しくリークされているのが気にかかる。
誰がどういう意図でりークしているのだろう？
極秘会談を漏らしたというよりメディアを呼ぶために宣伝したという感じの山拓叩きという感じはしないでもないが．．．それも、小泉首相は「拓さんのタメだ」と織り込み済みだったと思うけどな。
それにしても、「フライデー」は、「政治家としての名声と支持率維持しか念頭にない首相」なぞとよく褒め上げたものだ。
「政治家としての名声」を気にかけているのなら、イラク人質事件発生の当夜に新聞社幹部と飲食するようなデタラメはしないはずだからね。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。