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ポスト小泉に野田聖子…古賀が仰天巻き返し策
“キングメーカー”正念場、党内には「焦りすぎ」の声も
野田聖子元郵政相
昨年9月の自民党総裁選で小泉純一郎首相(61)の引きずり降ろしに失敗、影響力低下がささやかれた古賀誠元幹事長(63)が新年早々、巻き返しに動き始めている。夏の参院選に向け、「犬猿の仲」の加藤紘一元幹事長(64)との復縁工作はもとより、「師弟関係の秘蔵っ子」の野田聖子元郵政相(43)をポスト小泉の候補者として祭り上げる構想をブチ上げたのだ。ただ党内には「古賀氏は焦りすぎ」(森派中堅)との声も強く、古賀氏にとっても正念場を迎えた格好となっている。
◇古賀誠元幹事長
「『士志の会』の4人が日本のかじ取りを目指すのか、新たな若い女性の候補者が出ていくのか、今年は積極的にウイングを広げた形で政局を見ていきたい。再びポスト小泉が見当たらないよう考える必要がある」
古賀氏は昨4日、地元福岡・瀬高町で講演し、派閥横断で自らが加わる「士志の会」の平沼赳夫前経済産業相(64)、高村正彦元外相(61)、麻生太郎総務相(63)に加え、なんと昨年末に高村派から離脱した聖子氏をポスト小泉の候補者に据える考えを表明した。
従来の古賀戦略は、「平沼氏や麻生氏をポスト小泉に担ぎ、自らはキングメーカーとして君臨する」(古賀氏周辺)というものだった。
実際、先の総裁選でも恩師である野中広務元幹事長とともに平沼氏の擁立を水面下で画策。堀内派、河野グループ、旧加藤派を合併させる「大宏池会」構想もその戦略の一貫だったとされる。
だが、古賀氏の思惑とは裏腹に、麻生、平沼両氏らは「今は動く時期ではない」と、小泉政権つぶしに動く気配を見せないことから、古賀戦略も座礁に乗り上げた格好となっていたのだ。
そこで、古賀氏が新たに描き始めたのが、保守新党から自民党に合流した二階俊博氏(64)が率いる二階グループや古賀氏の息がかかった若手議員、さらには加藤氏らと連携して新グループ「古賀連合」を立ち上げようというものだ。
自民党閣僚経験者の一人はこう話す。
「古賀氏が昨年末から、平成12年の『加藤の乱』で犬猿の仲となっていた加藤氏に急接近していることや、野田氏が高村派を突如離脱したのもその布石。古賀氏なら若手を中心に30人規模の集団を作れるだろう」
ただ、党内には「古賀氏は裏の人だけに総理・総裁になる玉ではないし、かつて総裁候補だった加藤氏にしてももはや賞味期限切れ。果たして30人も人が集まるかどうか」(堀内派幹部)との声も。
そこで古賀氏が窮余の策でブチ上げたのが、聖子氏をポスト小泉の候補者にするものだ。
「彼女がすぐにポスト小泉になれるかどうかは別にして、国民人気に支えられている小泉首相に対抗するには、国民人気が期待できる彼女を“反小泉勢力”の前面に押し出し、“聖子ブランド”にすがるしかないと判断したのだろう」
ある自民党有力議員は古賀氏の戦略をこう読むが、果たして“聖子ブランド”は、古賀氏を逆境から救えるか?!
ZAKZAK 2004/01/05
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_01/1t2004010505.html