現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙2 > 1015.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 靖国参拝判決:安倍幹事長「違憲判断は間違い」[毎日新聞]【ここまで言うと“憲法違反”(笑)】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 08 日 16:59:00)
ようやくマトモで正当な判断が下された
憲法を守らぬ小泉純一郎は総理大臣をクビ
----------------------------------------------------------------------
憲法遵守が義務づけられている首相をこのまま続けさせていてはダメだ。
野党は直ちに辞任を要求し徹底的に追及する必要がある
----------------------------------------------------------------------
◆ 福岡地裁の小泉靖国参拝憲法違反の判決に巷の声 ◆
東条英機らのA級戦犯をまつった靖国神社に、時の総理大臣が4回も連続して参拝
し、ナショナリズムをあおる――。こんなデタラメがいつまでも許されていいはずは
なかったが、ようやくまともな裁判所の判断が下された。
小泉首相の靖国神社参拝を明快に「憲法違反」と断罪したきのう(7日)の福岡地
裁判決。初めて憲法判断に踏み込んだことが画期的で、評価が高い。
一橋大名誉教授の杉原泰雄氏はこう語っている。
「中曽根元首相の参拝訴訟でも高裁段階で違憲の疑いが指摘されており、憲法判断と
してみれば当たり前です。国民的関心のある問題を裁判所が門前払いせず、重要な判
断を示すことは大事で、評価できます」
本当だ。これまでも各地で小泉参拝の訴訟が起きているが、裁判所は憲法判断から
逃げている。ところが、福岡地裁の亀川清長裁判長は、小泉首相側のゴマカシを切っ
て捨てたのだ。
「参拝は公的なもの」「憲法20条で禁止されている宗教的活動にあたる」。さらに
「国民の強い反対にもかかわらず、4回も訪問したのは政治的意図に基づいている」
とバッサリである。公私の区別をあいまいにし、「初詣でだ」などとトボケてきた首
相をギャフンと言わせたのだから痛快だ。
「小泉首相になってから、有事法制だ、イラクへの自衛隊派遣だと、軍国化が急ピッ
チです。小泉首相の度重なる靖国参拝もその一環です。イラクへ行く自衛隊員は靖国
を参拝し、『死んだら合祀してほしい』などと言っているそうですから、完全に戦前
の状態に戻っている。それをマスコミや世論も是認する動きになっていただけに、今
回の判決は政治的に大きな意味を持ちます」(政治評論家・山口朝雄氏)
判決主文では原告側の請求が退けられた結果、皮肉なことに首相側は控訴できず、
この福岡地裁判決が確定する。これが踏襲され、これからは他の裁判所でも「小泉違
憲判決」が次々と下されそうだ。
▼ 憲法を二重に破っている無法首相の厚顔 ▼
ところが、どっこいである。小泉首相は顔を真っ赤にして「おかしい。どうして憲
法違反なのか」「これからも行く」と反発している。
裁判所の判決などクソくらえとばかり、従う気などまったくない。これが首相だと
いうのだから、あきれ果てる。
「小泉首相は判決をおかしい、常識的じゃないとイチャモンをつけていますが、おか
しいのは小泉首相です。中国や韓国に指摘されるまでもなく、靖国参拝がいいことな
のかどうかは、子供が考えたって分かることです。だから、歴代の多くの総理は控え
てきた。ところが、小泉という男は、ダメだと言われると、さらにムキになる。謙虚
さゼロ。“オレのやることが正しいんだ”“何をやったって、自公の数の力があるか
ら許される”と思っているから、独裁者と同じです。小泉首相の政治手法からすれば、
今年の8月15日に参拝を強行することだってありますよ」(山口朝雄氏=前出)
こんな憲法を守る気のない首相をノサばらしておいていいのか。サッサとクビにす
べきだ。九大名誉教授の斎藤文男氏(憲法)がこう言う。
「憲法99条には『国務大臣、国会議員などの公務員は憲法を尊重し擁護する義務を
負うこと』と明記してあります。そのトップである首相が、違憲判断に平気な顔で開
き直っているのですから、憲法軽視もはなはだしい。また、司法の判断を無視するこ
とは憲法で定めた三権分立にも違反します。こんな二重三重に憲法を破る首相なんて
見たことも聞いたこともありません。独裁者の発想ですよ。憲法を守らない首相の下
で、誰が法律を守れるのですか。小泉首相には一刻も早くお引き取り願うしかありま
せん」
警察官僚が裏ガネ作りに励んだかと思うと、母親が幼児を虐待したり、若い女性の
遺体が冷蔵庫ごと海に投げ捨てられるなど、異様な事件が続く日本。
そのトップの首相が無法者では、この国が真っ暗闇になるのも当然である。
▼ 野党は年金審議の前に小泉辞任を要求しろ ▼
小泉首相のアジアをバカにしたような靖国参拝に中国・韓国は常に反発し、ギクシ
ャクした関係の火種となっていた。特に中国との間では、首脳交流が途絶えるなどの
外交問題に発展している。
今回の判決は中韓両国内で大きな波紋を呼んでいる。韓国の主要各紙は1面トップ
で大きく報じ、「判決に納得せず参拝を続けると固執する(小泉首相の)態度は非常
に遺憾。日本の国際的地位と良識にも疑問を抱かせる」(東亜日報)と批判した。
中国でも国営新華社通信が東京発の至急電で報じるなど、関心の高さを示した。中
国政府は「日本の指導者が各方面の声に真剣に耳を傾け、侵略の歴史を反省するとい
う約束を守るよう希望する」(外務省スポークスマン)と要請。やんわりだが、“誤
った靖国参拝を中止しろ”とクギを刺してきている。
「中国にとって今回の違憲判決は大歓迎でしょう。しかし、小泉首相が反省しなけれ
ば、さらに反発を強めることになりますよ。今や中国もネット社会で、中国政府の人
民統制が弱体化しています。いつ、日本商品ボイコットの動きが出てもおかしくない。
辛うじて日本経済を支える中国特需の瓦解は、日本経済に深刻なダメージを与えます。
今後は08年の北京五輪、10年の上海万博とビジネスチャンスが転がっているのに、
ムザムザ失うことになる。中国市場を日本と争う欧米諸国は、小泉首相のアキレた態
度にニンマリでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)
今回の違憲判決は、国益さえも無視する小泉を追い込む大チャンスだ。野党はただ
ちに辞任を要求し、小泉を総理のイスから引きずり降ろさなければウソだ。
「日本は曲がりなりにも法治国家です。年金法案や道路公団民営化法案も大事ですが、
あらゆる法律に憲法は優先します。野党議員は憲法を守らぬ首相の下で、法案を審議
する愚かさを真剣に考えるべきです。何にもまして最初に国会の場で憲法を守らぬ小
泉首相の態度を徹底的に追及すべきです」(斎藤文男氏=前出)
野党幹部は「日朝関係などの問題解決のため、アジアの国との関係が重要なのに、
首相として無責任な行動だ。参拝をやめるべきだ」(民主党・菅代表)なんて談話を
出しているだけではダメだ。「憲法を守る気がないのなら、総理を辞めろ!」と国会
でつるし上げるときだ。