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小泉首相との会談を終え、報道陣に囲まれホテルを出る山崎拓・前自民党幹事長=東京都千代田区で7日午後10時20分、小出洋平写す
今月1、2両日、中国の大連で行われた自民党の山崎拓前副総裁らと北朝鮮の鄭泰和(チョンテファ)日朝国交交渉大使らとの会談内容が7日、わかった。複数の政府・与党関係者が明らかにした。北朝鮮側は5人の拉致被害者家族8人の帰国について「(元米兵で曽我ひとみさんの夫である)ジェンキンス氏も含めて帰す用意がある。出迎えに来なくてもいい」と、拉致被害者が平壌に出迎える「出迎え案」にはこだわらない考えを伝えたという。
関係者によると、会談は両日で9時間に及んだ。鄭大使は山崎氏に対し「あなたは米国のアーミテージ国務副長官と16回も会っている。記録を全部取っている。あなたがアメリカ政府と親しいことを知っている」と語り、間接的に米政府への仲介を要請したという。さらに「あなたは小泉純一郎首相の、私は金正日(キムジョンイル)総書記の直系だ。お互いにしっかりやりましょう」とも述べたという。
また、鄭氏は、与党が今国会に提出した北朝鮮船舶の入港を規制する特定船舶入港禁止法案について、山崎氏に「あの法案はどうにかならないか」と法案成立に強い難色を示した。
また、山崎氏は7日夜、小泉首相に訪中結果を正式に報告した。山崎氏は「日朝国交正常化を目指す平壌宣言について、北朝鮮は首相の任期中に実現したがっている」と述べ、06年秋までの首相任期中に、拉致や核・ミサイル問題など日朝間の懸案解決への取り組みを本格化させるとの見通しを示した。
山崎氏の報告によると、北朝鮮から「首相の残り2年半の任期が終わるまでに、核や拉致問題をすべて解決したい」との申し出があった。山崎氏が「日本は拉致問題が解決しないことには、前には進まない」と指摘したところ、北朝鮮側は「分かりました。総書記に必ず伝える」と答えたという。
毎日新聞 2004年4月8日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040408k0000m010163000c.html