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昨年1年間のストーカー規制法に基づく警告件数は前年比204件(21%)増の1169件、検挙件数は同14件(8%)増の192件で、ともに同法が施行された00年以降で最高に上ったことが、警察庁のまとめで26日分かった。また、ストーカー行為の末の殺人事件(未遂を含む)も12件増の19件と最多だった。
ストーカーに関する相談は2%増の2万2226件あり、このうち1万1923件をストーカー事案として取り扱った。9割にのぼる1万826件は女性からの相談で、20代が4割と最も多く、次いで30代、40代の順。相手方の9割は男で、30代、20代、40代が多い。以前も含めた交際相手が6045件と圧倒的に多く、配偶者(内縁、元を含む)、知人友人が続く。相手が不明なケースも1145件あった。
動機が分かっている事案の分析では、「好意の感情」が約6割。「好意が満たされず怨恨(えんこん)の感情」が約3割で、両者で大半を占める。形態は、「つきまとい、待ち伏せ」が最多で、「面会、交際等の要求」「無言電話、連続電話」「著しく粗暴、乱暴な言葉」が多い。法に基づく警察の援助は、「自ら被害を防止するための教示」や防犯ブザーなど「物品の教示、貸し出し」が上位を占めた。
同法以外でストーカー行為に関係する検挙件数は12%減の663件。殺人事件は既遂が5件、未遂が14件で、ともに最多となった。
長崎県では昨年1月、以前交際していた女性会社員(当時33歳)につきまとい、警察から警告を受けた運転手の男(49)がこの女性を刺殺。埼玉県では10月、別れ話を切り出されたパキスタン人の男(28)が相手女性(26)の母(54)に薬物を注射して殺害し、自殺する事件があった。【窪田弘由記】
[毎日新聞2月26日] ( 2004-02-26-11:37 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040226k0000e040040001c.html