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<銃刀法違反>山口組最高幹部、逆転有罪 大阪高裁が実刑判決
配下の組員2人に拳銃を持たせたとして、銃刀法違反(共同所持)の罪に問われ、1審・大阪地裁で無罪判決(求刑・懲役10年)を受けた山口組最高幹部で弘道会会長、篠田建市被告(62)に対し、大阪高裁は24日、1審判決を破棄し、懲役6年の実刑判決を言い渡した。白井万久裁判長は「被告は組員の拳銃所持を確定的に認識し、黙示的な意思の連絡があった」と組員との共謀を認めた。篠田被告側は上告する。
高裁判決によると、篠田被告は97年9月20日、大阪市北区のホテルで組員2人に実弾を込めた拳銃を持たせたとして指名手配され、98年6月、府警曽根崎署に出頭し、逮捕された。組員2人は懲役5年の実刑が確定している。
1、2審とも実際に拳銃を持っていない暴力団幹部との共謀の有無が争点となった。白井裁判長は、▽弘道会では組員が幹部を警護する組織をつくり、拳銃を発砲すると功労者として扱われていた▽暴力団抗争を背景に被告は身の危険を認識していた――などの間接的な事実を例示した上で、「組員に直接指示をしていなくても、共謀があったことを認めざるをえない」と述べた。
01年3月の1審判決は「組員が拳銃を所持して警護していたことを認識していたとするには合理的な疑いが残る」と指摘し、無罪を言い渡した。
銃刀法違反事件の約1カ月前には、山口組最高幹部だった宅見勝・宅見組組長(当時)が射殺される事件があり、暴力団抗争が起きていた。
同種事件では東京地裁が00年3月、別の山口組最高幹部に懲役7年を言い渡し、最高裁でこの刑が確定している。
【木村哲人】(毎日新聞)
[2月24日13時58分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00001050-mai-soci