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◇精神状態に望みをかけ
清水市で1966年に起きた「袴田事件」で再審を求めている袴田巌死刑囚(67)の姉、秀子さん(71)と弁護団が20日、袴田死刑囚の成年後見人の申し立てをした。唯一の頼るべき存在である肉親や弁護団との接見も拒むようになった袴田死刑囚。無実を訴え続けてきた秀子さんは弟の精神状態を知るために今回の申し立てに大きな希望をかけている。
この日午前9時過ぎに秀子さんと弁護団が静岡家裁浜松支部を訪れ、申し立ての手続きをした。袴田被告は長期間の拘置で拘禁反応が現れているとされるが、東京拘置所は「判断能力に問題ない」との見方を一貫してとり続けており、今回の申し立てで弁護団は、拘置所以外の医師による診断を求めている。
成年後見人の選任には通常4カ月程度かかるとされるが、拘置所にいるなど特殊事情があるため、今回の申し立てがどの程度の期間で結論が出るかは弁護団も分からないという。県庁で会見した秀子さんは「仮に再審が決定されても巌がそれを理解できないと意味がない。とにかく巌を元気な状態に戻してほしい」と話した。【小松雄介】
http://www.mainichi.co.jp/area/shizuoka/news/20040221k0000c022005000c.html