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静岡県警沼津署に昨年8月、殺人未遂の現行犯で逮捕された男(当時53歳)が舌をかむそぶりを見せるなどしてあばれ、病院に運ばれた後、死亡した事件があり、県警は20日、搬送に付き添った沼津署員が自殺を防ぐため男の口にタオルを詰めるなどし窒息させたのが原因として、署員7人を業務上過失致死の疑いで静岡地検に書類送検した。
県警によると、男は、昨年8月26日、同県駿東郡の自宅で、両親(いずれも、当時78歳)の頭や胸を刃物で刺し、重傷を負わせたうえ、室内に放火したとして殺人未遂の現行犯で逮捕された。
その後、取り調べ中に男が、舌をかむそぶりを見せるなどしたため、同署は自殺の恐れがあると判断、同署のワゴン車で男を沼津市内の病院に搬送したが、その途中でもあばれたため、付き添った署員がタオルを口に入れ、警棒で押さえるなどしたという。男は直後に、死亡。翌27日の司法解剖で死因は特定できなかったが、その後、詳しく調べたところ、窒息と判明したという。
沼津署の小林勝良署長は、「命を救いたい一心でとった行動が、結果的に人を死亡させることになり、誠に残念で、遺族の方々に申し訳ない。今後はこのような事案が再発しないよう、署員に対する指導に努める」とコメントした。
(2004/2/20/13:07 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040220i103.htm