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<不登校>小3女児、横浜市長に手紙で訴え「いじめやめさせて」
「わたしの心をわかってほしいです」ーーいじめを受け不登校になった横浜市の女児(9)が、いじめを認めない学校への不満、担任への不信そして、級友への思いを直筆の手紙に込めた。あて名には「中田市長様」。助けを求めた相手は中田宏市長だ。市長室に手紙を届けて半月。女児は一筋の光を求めて「横浜で一番偉い人」からの返事を待っている。
女児は市立小3年。昨年11月から学校に通っていない。両親によると、クラスでのいじめと、40代男性教諭による暴力的な言動への恐怖が原因だ。女児はぜんそくの発作によるせきや体調不良などを理由に入学以来、断続的に同級生から言葉によるいじめを受けたという。精神的に傷つき「学校にいると消えてしまいたくなる」「死にたくなる」と母親に胸中を明かすこともあった。
小学校の男性校長は取材に対し「クラスの中に女児が不快に思うような言動があった」と言いつつ、いじめの有無の明言は避けた。子供たちに対する担任教諭の言動については▽机をける▽粘着テープを見せながら「口に張るよ」と脅す▽児童用の椅子を乱暴に扱うなど「教育上不適切な行為」があったと認め、保護者全体に謝罪する意向を示した。担任教諭は冬休みから体調不良を理由に休暇中だ。
今年2月上旬、女児は母親と一緒に市役所を訪ねた。一昨年、学校農園の収穫パーティーで中田市長が学校に来た。「市長は大きい人だったよ。あの人が横浜で一番偉い人なんだね」と興奮気味に話す娘の姿を母親は覚えている。市長にお願いすれば……との思いが親子の足を市役所に向けさせた。市長には会えなかったが、力の入った鉛筆の濃い文字が並ぶ便せんを秘書課職員に渡した。
手紙には、学校がいじめを認めないことへの寂しさがつづられている。「校長先生とふく校長先生につたえたいことばは、わたしがいじめられたことをみとめてほしい。うそをつくのをやめてほしい。(中略)このままだとだんだんみんなもしんようできなくなりそうです」
女児は夜、父親と一緒の布団の中で「本当は学校に行きたい。でも、今のままではいけない」と涙を流す。「いじめられた子供とも楽しく遊んだことや色々な思い出があるのでしょう」と母親は話す。「仲まはずれにしないでほしい」。便せんには級友に向けたメッセージも記されている。【渡辺創】
中田市長は手紙の存在を最近知らされたという。「文面は切々とした内容で胸に迫る。事実であれば残念。今まで表に出なかったことや放置されたことについて速やかに最善の手を(学校は)打つべきだ。子供と一緒に話をしたい」と述べた。
(毎日新聞)[2月19日16時49分更新]