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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00001045-mai-soci
北九州市八幡西区の県立北筑高校(木原義正校長)で、昨年9月、熱中症の後遺症が残る1年女子生徒(16)を学校に呼び出したうえ、残暑の中を起立させたまま生活態度の指導をしていたことが分かった。生徒は帰宅後、40度以上の高熱を出し1週間寝込んだ。生徒は学校への不信感などから現在、不登校状態。学校側は「大変申し訳ないことをした」と指導の行き過ぎを認め謝罪した。
女子生徒は9月2日、運動会の練習中に倒れ学校近くの病院に運ばれた。診察の結果、熱中症で2、3日間、自宅療養が必要とされた。生徒はその後2日間登校したが6日に、39度を超える高熱を出した。
6日は朝、母親が学校に欠席を電話連絡。しかし、学校側は「病院に行った後に学校に来て欠席を報告してほしい」と要請した。生徒は、自宅近くの病院で点滴を受けた後、車で午後0時ごろ登校。グラウンド内に建てられたヤグラの2階にいた担任教諭に欠席を報告した。その後、生徒は担任教諭と体育教諭から、5日夜に自宅付近を男子生徒と下校していたことを注意された。指導中、教師は椅子に座り、生徒は起立させられたままだった。
生徒は、帰宅後に症状を悪化させて、40.4度の高熱を出し、病院で再び点滴を受けた。ヤグラにはテントがかけられていたが、6日は残暑が厳しく関門地方の最高気温は31.5度だった。
女子生徒は、その後、11月に在籍する学級を替えてもらうなどしたが、「学校の近くへ行くと腹痛や下痢をするようになった」と訴えるようになり、12月から学校へ通わなくなった。現在、自宅近くの図書館で同校教諭から授業を受けている。
木原校長は「指導は約15分と聞いているが、女子生徒が熱中症で体調が悪かったことに対しての配慮が足りなかった。今後は再発防止のために全教師に研修などをしていく」とした。福岡県教委高校教育課は「教師には学校を通して注意をしている。今後は再発防止を見守っていきたい」と話している。【杉山恵一】(毎日新聞)
[2月14日15時3分更新]