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「おれおれ詐欺」や「ヤミ金融」の振込先などとして悪用される銀行口座を売却目的で開設したとして、警視庁捜査2課は13日、東京都新宿区赤城下町、電話代行業「ふれあい友の会」代表、荻村忠明(41)と練馬区貫井、タクシー運転手、伊藤正広(53)の両容疑者ら計4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。荻村容疑者らは口座の開設と密売を繰り返し、2年間で約1400口座を転売し、約2000万円の利益を得ていたとみて追及する。
調べでは、荻村容疑者らは03年9月、伊藤容疑者に東京都内の都市銀行の2支店で転売する目的を偽って口座を開設させ、同銀行から通帳2通とキャッシュカード2枚をだまし取った疑い。
荻村容疑者は伊藤容疑者以外にも数十人に口座を開設させ、預金通帳やキャッシュカード、印鑑を1口座2万〜3万5000円で買い取っていた。口座は暴力団などに3〜4万円で転売され、おれおれ詐欺やヤミ金などの振込先として悪用されていたとみられる。
荻村容疑者らは夕刊紙に広告を出して口座開設・購入者を募っていたほか、「都市銀・信用金庫・郵便貯金あり。常時在庫あり」「一通3万円(女性名義+3000円 会社名義+5000円)お申し込みは電話で」などとインターネットでも売買を呼びかけていた。
こうして転売された他人名義の不正口座を利用したおれおれ詐欺などは「口座犯罪」と呼ばれ、不正口座の流通が詐欺被害の急増の温床になっていると指摘されてきた。
警察庁によると、昨年1年間に全国で発生したおれおれ詐欺は6504件、被害総額約43億円に上ったが、検挙は179件、58人にとどまっており、口座屋の取り締まりなどを打ち出している。【立山清也、三木陽介】
[毎日新聞2月13日] ( 2004-02-13-13:14 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040213k0000e040056000c.html