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本日発売の「アサヒ芸能2・19」のP212・213に掲載されている記事です。
タイトル:「茨城「全裸絞殺」女子大生「謎の交友関係」に「第2の男」が浮上した!」
リード:冷たい川の中、全裸の状態で絞殺遺体が発見された茨城大の女子大生。胸や首には、深く切りつけられた跡があった。残虐な犯行に及んだ犯人はだれなのか。連日、事情を聴かれたのが、前日の夜に一緒にいた男子学生。しかし、彼女の“交友関係”には「第2の男」の存在も浮上しているという。
記事:
「 頭や左胸に深い刺し傷が・・・
「裸の女性の遺体が、川に浮かんでいる!」
茨城県南部の霞ヶ浦沿いにある美浦村の男性から警察に通報が入ったのは、1月31日の朝9時ごろのことだった。第一発見者となった男性が、こう語る。
「マネキンだと思いました。長い髪が水面に広がっていて...、でも、堤防に血の跡が見えたから、死体だと気づいたんです」
着衣もなく、うつ伏せの姿勢で発見された女性は、原田実里さん(21)、発見現場から6キロほど離れたところにある茨城大学農学部に在籍する2年生だった。
「犯人は彼女を絞殺。そのあとに遺体の切断を図ったのか、刃物による深い切り傷がのどや肩にあり、また左胸からヘソにかけての大きな傷は20センチにも及んでいた。さらに、両腕と両太腿、胸に皮下出血もあった」(捜査関係者)
身長165センチと体格に恵まれた実里さんは、茨城大のトライアスロン部に所属。それだけではなく、「日本学生トライアスロン連合」の運営委員として、積極的に活動していた。
そんな実里さんは、殺害された前日の30日も、東京・渋谷で行われた、同連合の会合に参加していたという。
社会部記者が語る。
「大学に近いアパートで1人暮らしをしていた実里さんは帰宅後、交際相手であり、茨城大4年の男子学生と夕食を共にしたようです。彼は、『食事のあと、缶チューハイを2〜3本飲んで、うたた寝していた。夜中の0時ごろ、彼女が部屋を出る気配を感じたが、トイレだと思った。朝になって目を覚ますと、彼女の姿がなく、夕方のニュースを見て江戸崎署に問い合わせた』と証言しています。ちなみに事件当初、江戸崎署は会見で、『解決は間近である』と自信満々の発言をしていました」
しかし、発見から約1週間になる2月6日現在も、いまだ犯人逮捕には至っていない。
この状況について、「初動捜査のミス」と指摘するのは、警察ジャーナリストの黒木昭雄氏だ。
「同署が行った当初の会見は、部屋にいた男子学生の関与を示唆するニュアンスを含んでいた。事実、被害者の自宅周辺への聞き込みなど初歩的な捜査をほとんど行なっていなかった様子なのです」
そんな状況の中、一部では「実里さんが外出しているに、一緒にいた男子学生が気づいて声をかけないのが不自然」と、証言を疑う報道もあった。
「しかし、実際にアパートの間取りを確認すると、1DKで、トイレ・台所と、部屋との間に、幅の厚い仕切りのドアがある。男子学生の証言どおり『部屋を出る気配』だけでは、外出なのかトイレなのか判断できず、不自然とは言いがたいんですよ」(社会部記者)
実際、2日後に同署が行った会見も、「(男子学生の)供述には矛盾点がない」と、事件当初とは明かに換わったニュアンスのものになったのである。
怨恨による顔見知りの犯行
実里さんの死亡推定時刻は、午前0時から2時の間と見られている。彼女の携帯電話、そして財布や眼鏡も自宅に残されていた。自転車と自宅のカギは、事件から4日後に、自転車と一緒に発見されている。
明るい性格の実里さんは、大学でも交友範囲が広い人気者だったという。
「知り合いも多いし、人見知りもしない。前向きで積極的なイメージのある子でしたね」(茨城大の女子学生)
そんな中、実里さんを知る茨城大の別の女子学生は、こう証言する。
「彼女と部屋で一緒にいた4年生の先輩とは、半同棲関係でした。でも、1ヶ月ほど前から、彼女が『別れたい』と言い出して、破局寸前のような感じだったみたいです。で、それを別の男子学生に相談しているうちに、いい雰囲気になったという噂です」
また、ある学生は、
「一緒にいた男子学生の前には、同じ大学の別の学生と交際していましたね」
もっとも、学生たちを取材しても、彼女の評判はよく、恨みを買うような性格ではないのだが...
「積極的で面倒見のいい子だった。来年からは、学生トライアスロン連合の副委員長という、NO2の立場に就くはずでした」(トライアスロン部女子部員)
実際、警察も実里さんの「交友関係の洗い出し」に重点を置いた捜査を行なっているようだ。しかし、交友範囲が広かった彼女だけに、謎は深まるばかりなのである。
「行きずりの犯行の可能性も否定できませんが、犯人は彼女と親交があった“第2の男”である可能性もあると見て、捜査を進めているようです」(社会部デスク)
複数の学生は、口ごもりながらこう話してもいる。
「彼女に近い学生は、何か事情を知っているような、お互いに顔色を見ているような感じ・・・もあります」
前出の黒木氏は、次のように犯人像を分析する。
「物取りなど通り魔的な犯行より、むしろ、怨恨に端を発する事件。彼女の身近な関係者による犯行であると考えます。まず、彼女の携帯電話に夜9時以降の発着信記録がなく、絞殺後に遺体の切断を図った点に、証拠隠滅を念頭に置いた計画性が感じられます」
さらに、黒木氏が続ける。
「ジャージにダウンジャケットを羽織るというラフな服装や、携帯や財布と眼鏡を置くという状況から考えると、彼女には外出の意思はなかった。つまり、顔見知りにドアを叩いて呼び出されて殺害された、との状況が考えられます。
そのあと、犯人は携帯や財布を持ち出すなど、彼女が外出したように偽装する工作が可能だった。だが、それをしなかったのは、部屋に男子学生がいると知りうる関係者であった可能性が強い」
残虐な犯人の一刻も早い逮捕が待たれる。」
★ 黒木昭雄氏の犯人像にうなづくことはできない。
1DKだから「転寝クン」とほぼ同じ場所にいたはずの実里さんを、「顔見知りにドアを叩いて呼び出されて殺害」して「転寝クン」に気づかれなかったとは考えにくいし、「部屋に男子学生がいると知りうる関係者」がわざわざそのような状況を承知で殺害に動くとはとうてい思えない。
ただし、「彼女には外出の意思はなかった」という読みは共有する。
やっぱ、被害者と「転寝クン」の関係性や「転寝クン」の身元、そして、アサ芸は取り上げていない置き手紙がほんとうにあったのならその分析が重要な手掛かりだと思う。