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【検挙率最低の埼玉県、治安回復へ「防犯NPO」誘致】
犯罪の多発に悩む埼玉県は新年度から、街頭で防犯活動を行う非営利組織(NPO)「日本ガーディアン・エンジェルス」(本部・東京)を、さいたま市や川口市、川越市など県南西部にある主要繁華街に誘致する方針を固めた。
都道府県が治安回復を図るため、NPOを誘致するのは全国で初めて。
埼玉県の犯罪検挙率は全国最低の14・4%(2003年)で、特に、ひったくりなどの路上犯罪が目立っている。新年度は全国最多となる305人の警察官の増員も決まっている。
日本ガーディアン・エンジェルスは1996年に発足。メンバーは500人で、防犯活動を行うNPOとしては国内最大。繁華街を抱える21都市で活動しており、ユニホーム姿で街中や地下鉄内をパトロールしたり、民間交番にスタッフが常駐したりすることで犯罪の抑止につながっているほか、傷害容疑者を現行犯逮捕するなどの成果を上げている。
埼玉県は、県内最大の繁華街・JR大宮駅周辺に活動拠点となる施設を借り上げ、提供する。また、地元メンバーの募集・育成や、警察や自治体との連絡調整などでも協力する。
これを受け、ガーディアン・エンジェルスは大宮のほか、JR浦和駅周辺や、風俗関係の店舗が密集する地域を抱える川口市などで防犯パトロール、少年少女への声かけ、泥酔者の救護などを行う方針。
県は、新年度一般会計予算案に警察関係以外で治安回復対策に2億円以上を盛り込み、地元住民のつながりが強い地域では住民有志の防犯パトロールで、繁華街はガーディアン・エンジェルスの活動を軸にして治安再生を図りたい考えだ。
(2004/1/31/14:38 読売新聞 無断転載禁止)