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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00000142-mai-soci
東京都江東区の東京港のふ頭で昨年9月、フリーのルポライター、染谷悟さん(当時38歳)の刺殺体が見つかった事件で、警視庁東京水上署捜査本部は16日、染谷さんの知人で豊島区東池袋3、鍵会社役員、桜井景三(42)▽住所不定、元プロダイバー、熊本恭丈(よしひろ)(31)▽愛知県吉良町下横須賀、無職、藤井亮一(34)の3被告=逮捕監禁罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕した。桜井容疑者は「木原武士」の名前で「鍵開け名人」としてテレビ出演し、ピッキングの防犯対策を解説していた。
桜井、熊本容疑者は「染谷さんの著書のなかで中傷された」、藤井容疑者は「染谷さんの助手時代に数十万円の未払い賃金があり、トラブルになっていた」と供述し、容疑を認めているという。捜査本部は、染谷さんに謝罪させようと暴行をエスカレートさせ殺害したとみて追及する。
調べでは、桜井容疑者らは昨年9月6日午後11時半ごろ、染谷さんを小型船舶に乗せ、江東区新木場1の海上でナイフで染谷さんの背中などを刺して殺害し、海に投げ入れた疑い。船は、操縦免許を持っていた熊本容疑者が江東区の海事建設会社から借りた。熊本容疑者と桜井容疑者が乗り込み、藤井容疑者が岸壁から見張りをしていた。
桜井容疑者は新宿・歌舞伎町などで開錠の出張サービスなどを行う会社を経営。錠前技師を養成する学校も設立(00年に閉校)し、生徒募集のパンフレットには「セキュリティー業界の風雲児」と自己紹介していた。就職情報誌にも取り上げられ、「27歳の時に独学で技術を学んだ。月収100万円も不可能ではない」と語っていた。
染谷さんは「柏原蔵書(くらがき)」のペンネームで「歌舞伎町アンダーグラウンド」や鍵に関する「鍵の聖書」を出版し、新たに企画していた本の出版費用を桜井容疑者から借りていた。【川辺康広、長谷川豊、宮川裕章】(毎日新聞)
[1月17日3時8分更新]