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東北大医学部の医師による名義貸し問題で、東北地方の33の公私立の医療機関が、同大の医師約120人から名義を借りて医師の数を水増ししていたことが、16日までの各県の調査でわかった。水増しによって診療報酬を不正に受給した疑いもでている。各地の社会保険事務局は、不正受給分の返還請求や保険医療機関の指定取り消しを検討する方針だ。
名義を借りた医療機関数は青森4、岩手0、秋田1、宮城23、山形2、福島3。このうち少なくとも青森の2施設では、「名義貸し」医師の水増し分を除くと、実際の医師数が、診療報酬が減額される基準を下回っていた疑いがある。この場合、病院側は3〜30%の減額を免れたことになり、社会保険事務局から不正受給について返還請求される可能性がある。
貸した医師の中には、実際には毎月1〜3日しか勤務していないのに、月額30万〜40万円の報酬を得ていた例もあった。勤務日数から、本来は得られないはずの保険証の交付を受けていた例もある。
宮城県内の郡部にある医療機関は「医師不足を乗り切るため、やむを得なかった」と話した。山形県内の医療機関は、同県の調べに「医学部側に頼まれた」と話しているという。
同大医学部は「医局の組織的な関与はなかった。名義を貸していた医師の処分は今後検討していく」と話している。 (01/16 15:16)
http://www.asahi.com/national/update/0116/028.html