現在地 HOME > 掲示板 > IT5 > 804.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.asahi.com/science/update/0725/001.html
世界最速の計算能力をめぐり日米がしのぎを削ってきたスーパーコンピューターの開発競争に、中国も名乗りを上げた。スパコンの能力比較で権威ある「TOP500」コンテスト(米テネシー大など主催)の今年上半期版で、中国・曙光社製のスパコン「曙光4000A」が10位に入った。日本を除くアジアでは初めてで、三つどもえの激戦も予想されている。
コンテストでは、決められた巨大な連立方程式を解く能力が競われる。1位は横浜市にあるNEC製の「地球シミュレータ」が、02年から5回連続で維持。35.86テラフロップス(毎秒約35兆回浮動小数点計算ができる性能)で、2位の米ローレンス・リバモア国立研究所の19.94テラフロップスに水をあけた。上海の曙光4000Aは8.06テラフロップス。
日本勢は理化学研究所のスパコン(富士通)も初参加で7位に。富士通でスパコン開発を手がけた三浦謙一・国立情報学研究所教授は「6位に英国も入り、地球シミュレータ以外は米国勢だけだった昨年下半期と大きく様変わりした」と話す。
米国政府が来年までに地球シミュレータを上回るスパコンを開発すると宣言。IBMなどが別に180テラフロップスを目標に開発を進めている。日本でも新たな開発の必要性を指摘する声があり、中国の登場で競争はますます激化しそうだ。
三浦さんは「曙光の情報は少ないが、米国製半導体を使ったと聞いている。中国が今後、どのような分野にスパコンを活用していくのかも注視したい」と話している。
〈スパコンテストのトップ10〉
(1)地球シミュレータセンター(日)
(2)ローレンス・リバモア国立研究所(米)
(3)ロスアラモス国立研究所(米)
(4)IBM−ロチェスター(米)
(5)NCSA(米)
(6)ECMWF(英)
(7)理化学研究所(日)
(8)IBM−トマス・ワトソン研究所(米)
(9)パシフィック・ノースウエスト国立研究所(米)
(10)上海スーパーコンピューターセンター(中) (07/25 02:11)