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http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/07/07/thunderbird.html
お馴染みの3ペイン画面で、受信フォルダを別ウィンドウに表示することも可能
アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするMozilla Foundationは6月29日(現地時間)、強力な迷惑メール対策機能を搭載したメールソフト「Mozilla Thunderbird」v0.7.1を公開した。Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、寄付歓迎とのこと。現在、Mozilla Foundationの運営するWebサイトからダウンロードできる。
また、Mozilla Foundation公認の日本語化プロジェクトによって作成された日本語化プラグイン「Mozilla Thunderbird 0.7.1 用 JLP」も公開されているので、英語が苦手な人はこちらも導入するとよいだろう。
「Mozilla Thunderbird」は、Webブラウザー「Mozilla」で有名なMozilla Foundationがオープンソースで開発しているメールソフト。「Mozilla」に搭載されているメール機能を独立させたもので、現在は「Mozilla」と平行して開発が進められている。
本ソフトの最大の特長は、ベイズ理論によるフィルタリング機能を利用して迷惑メール対策ができること。ベイズ理論とは、数学者トーマス・ベイズが提唱した確率論で、過去の出来事の発生頻度を分析すれば未来の出来事を予想できるというもの。
この理論を採用した本ソフトのフィルタリング機能は、受信メール内の単語をデータベースに貯蓄し、そのデータベースをもとに新着メールが迷惑メールであるか否かを自動で判断してくれる。このとき迷惑メールと判断されたメールは、専用のフォルダに自動で振り分けられる仕組み。
本ソフトのメイン画面は、メールソフトでお馴染みの3ペイン形式を採用しており、各ペインの配置を3種類から選択可能。またカスタマイズ性が高く、ツールボタンを追加・配置変更したり、スキンをインストールすればウィンドウの外観も変更できる。さらにプラグインを導入すれば、ウィンドウを4ペインに拡張してアドレス帳を表示したり、マウスジェスチャー機能を追加することが可能。
そのほか、選択した受信フォルダを多重起動という形で別ウィンドウに表示できるため、アカウントごとにウィンドウを切り換えてメールを管理することが可能。また、「Outlook」や「Outlook Express」といったメールソフトのアドレス帳、メール、アカウント設定をインポートできるので、他メールソフトからの乗り換えもスムーズだ。
・「Mozilla Thunderbird」
【著作権者】Mozilla Foundation
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】0.7.1(04/06/29)
・「Mozilla Thunderbird 0.7.1 用 JLP」
【著作権者】snip 氏
【対応OS】(Windows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1(04/06/29)
□mozilla.org - home of mozilla, firefox, thunderbird, and camino
http://www.mozilla.org/
□snip's www(日本語化プラグインを配布しているsnip氏のWebサイト)
http://www33.ocn.ne.jp/~snip/mozilla/
□もじら組(日本語化プロジェクトや日本語解説ページを管理しているユーザー会のページ)
http://www.mozilla.gr.jp/
□窓の杜 - 【NEWS】エラーを開発者側にフィードバックできる機能を搭載した「Mozilla」v1.7が公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/06/18/mozilla17.html
(中井 浩晶)
画像:日本語化プラグインを導入した「Mozilla Thunderbird」v0.7.1
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/07/07/thunderbird_1s.jpg