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おじさんにとってのカーナビ。【クエスチョンの呟きシリーズ第5回】
今回はその第5回です。正式名称は、「クエスチョンのショウもないつぶやきシリーズ」です。パソコン関連で自分が気がついたことを書きます。基本的には自分が今まで知らなくて「知って得した」「これこれ」とか、「これ知らなかったのはまずかったな(^^;」とチョッとでも感激したりしたことや、今まで集積した知識を駆使してやったりしたことです。ですから、知っている人には実につまらない話題です。あくまでも、自分自身の備忘録メモ、ひとり言のようなものです。
また、パソコンに限らず、その他のIT関連の話題も書くことにしました。
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おじさんにとってのカーナビ観である。
1、カーナビなど使っていては道順をおぼえない。
2、そもそも、行楽地に行く前など、地図で目的地までたどったりする楽しみもあるのであって、カーナビなど使っていてはその楽しみがなくなる。
3、カーナビなどに目を移しては事故の元である。
4、どうせ細かい道など分らないのだろう。そんなものに十万以上の金を使う奴の気が知れない。
5、カーナビはよく盗まれると言うではないか。
6、そもそも、北が上の地図を見てどこが見やすいのか。
以上である。
最初にカーナビを実際目の前に見たのは、社用の車だった。今と違って、営業部署で顧客先に品物を引き取りに行くのを手伝った時だった。そう、3年くらい前だ。その当時でもちょっと古めのカーナビだった。高速道路走行時に道一本狂っていた。(すぐに戻ったが、、たびたび狂う)(^^;
運転者の話ではそのくらいのズレは珍しいことではないらしい。そんな程度のものと思っていた。但し、北が上の地図ではなく、進行方向を常に上にして表示もできるとすぐに気がつきはした。
そんな、小生がカーナビに興味を持ってしまった。やく1年前に来た現在のシステム部門の同僚にその便利さを聞いてからである。どうも、小生が考えていたのとは大分様子が違うらしい。最新型のカーナビは、かなり正確だと言う。いちいち見なくても音声で案内してくれると言う。ワンタッチで取り付け取り外し可能なものもあるようだ。
と言うわけで、買ってしまった。(^^;去年の11月1日である。小生にとって記念すべき日だ。
ALPINEのNVE−HD01である。ハードディスクに地点を登録したり、ルートを保存したりと書き込めるタイプだ。また、ワンタッチで取り付け取り外しの出来るタイプである。
早速試してみた。用もないのに、約10キロほど先の地点までルートを検索し行ってみた。最初慣れないので、曲がるべき所で曲がらず行き過ぎてしまう。音声の指示もあるのにである。おじさんとしては、ここは折り目正しく元に戻ってルートをたどることにする。何度も折り目正しくしてしまった。(そうしなければならないものと思っていたこともある。(^^;)
そのうち、おじさんとしてはイタズラ心が出てくる。音声が女性の声でもあり、逆らって指示とは逆のコースを行ってみたりする。(^^;すると、な、な、なんと再検索とかするではないか、、。知っている人には当たり前のことだろうが、それまで「折り目正しく」を励行してナビに従って運転していたおじさんにとっては驚きであった。(^^;なにしろ、スイッチの入れ方と、取り付け方を読んだくらいで、ほとんど説明書を読んでいない。
リモコンでなく、タッチパネル式で、表示に従って触っているだけで何となく使えてしまうのである。
慣れてきて「曲がるべき所で曲がらず行き過ぎてしまう」と言うこともなくなってきた頃、カーナビを使って従兄弟宅に行ってみた。普通の分譲の家であり、初めての訪問である。高速道路を使い、一般道を走り、ナビに従って道をたどる。最後、地方都市ということもあり細い道となる。まもなく「目的地」となりソロソロと走る。丁度目的地表示となったところで車を止め、脇の玄関の表札をおもむろに見る。一発ピッタンコである。これにはさすがの小生も驚いてしまった。
またこんなこともあった。
以前、1回行ったことの社会保険事務所に所用で行った。細めの道路をちょっと入ったところにある。せまい駐車スペースに数台とめられるのだが、幹線道路からは逆一方通行である。曲がりくねった道で、幹線からの入り口はいくつかあり、どこが入り口か分りづらい。
前回は、やむを得ず幹線道路の少しはなれたところに駐車していた。その後、別に日常的に行く所でもないので調べずにいた。
今回ナビを使って行ってみたのである。一画の裏側から大きく回りこんで入る道である。あまりにも大胆にも大きな回り込みなので半信半疑だった。しかし、今回もピッタンコ。その一方通行情報も取り込んだ正確さには舌を巻いたのだった。
その後は、何回かの驚きと、便利さの実感があった。今は完全にカーナビにはまっている。もう、カーナビなしのドライブは考えられない。特に首都高とかの高速道路を走る時は必須である。分岐でも迷うことがないので事故防止にも役立っていると感じている。
※あまりにも便利さを実感したので、知っている目的地に行く時にも一応カーナビは車に積むようにしている。たとえ取り付けなくても必要と思ったら簡単に取り付けられるからである(数十秒程度)。取り付け、スイッチオンですぐに現在地を把握できる。便利だ。持ち運びは、CDキャリア用のバッグを利用している。ナビ本体と磁石で張り付くアンテナ(ナビに取り付けぱなしでフロントウインドの左側に貼り付けている)、あとシガーライターからの電源を取るキットである。ナビ本体は大事にしているので薄スポンジで一巻きしたあと、画面保護として板を置きそれをマジックテープで巻いている。ドイトで頼んだらキッチリとナビサイズに板を切ってくれた。
※昔のCD-ROMタイプのカーナビでは、走行時の振動でナビが止まってしまうとかあったらしい。また、地点を登録とか、ルートを保存とかも出来なかったようだ。そういった、昔のカーナビにあった問題は現在のナビでは解決されている。
表示12mとか、25mとかにすると、一方通行とかそれこそ詳細な地図データを知ることが出来る。一番よく使うのは50mの縮尺表示だ。高速道路走行時には100mである。完全に慣れた。
※お袋がまだ存命だった頃、所用があり、お袋を連れお袋の田舎に行った。車で何回か行ったことはあったけれど、いつもは幹線道路をたどっていた。しかし、その時は夕方も過ぎていたので近道をしようと地方道をたどることにした。昔、ハイキングで地図はよく使っていたので地図を読む自信はあった。田舎だから道はそれほど複雑ではなく、地図と磁石(丸型のオイル磁石が運転席の前のボードに両面テープで張り付いている)があれば間違えることはないと自信を持っていたのである。
順調にドライブする。しかし、田舎の夜の闇ということもあり、一箇所分岐で一瞬逡巡する所があった。しかし、狭い日本、たとえ間違えても道はどこかにつながっている。お袋は完全に小生を信頼している。道も舗装されているし心配はないと強気でズンズン進む。
ところが途中から舗装がなくなる。そのうち、道幅は行くほどに狭くなり、傾斜はだんだん大きくなってくる。なんの心配もせず小生を信頼しきっているお袋に背中を押される。(^^;さらに、二本だけのわだちになり、真ん中の草の丈が段々長くなってくる。両側はうっそうとした木立である。灯りは車のライトが2本のみでそれ以外は漆黒の闇だ。道幅が車一杯になってUターンしたくても出来ない。まさか、今まで来た道をバックギアでそろそろバックする訳にもいかない。よほどそうしようと思ったが、するにはあまりにも来すぎた。
「狭い日本、たとえ間違えても道はどこかにつながっている。」の強気もどこへやら、段々心細くなってくる。道幅と傾斜と草の丈の状況は悪くなるばかり。(^^;
万事休す、もはやこれまでと思った時、右手に草むらがわずかに切れているところがあった。見ると車半分突っ込むくらいのスペースがある。しかし、その先は小川が流れているのだろうかさらさらと水の流れる音である。一応降りて足場として使えるか確かめてみる。何しろ、切り返しに失敗して前輪でも落とそうものなら、それで一巻の終わり、山中で明け方まで待たなければならない。(^^;
切り替えし出来そうだと、見切りをつけ、慎重に切り替えした。今考えてみても、車の長さと道幅、スペースの関係から言って、前輪を落とさず切り返せるギリギリのところだったと思っている。
今カーナビの威力を日々実感しながら、あの時あったならと思う。先ず、あの分岐で間違えていることはなかっただろうと、、、。(但し、地方道では再検索利用はなるべくせず、あくまでも折り目正しく、、。(^^;)
【クエスチョンのしょうもない呟きシリーズ第5回】完(^^;