★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > IT5 > 639.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
「パソコンのほこりは有害な臭素化難燃剤の主要発生源」,環境保護団体の調査【IT_Pro記事】
http://www.asyura2.com/0401/it05/msg/639.html
投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 6 月 16 日 22:37:24:WmYnAkBebEg4M
 

「パソコンのほこりは有害な臭素化難燃剤の主要発生源」,環境保護団体の調査【IT_Pro記事】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20040607/145430/

 コンピュータのリサイクルなどを推進する環境保護団体Computer TakeBack Campaign(CTBC)とClean Production Action(CPA)が,パソコン内部のほこりに含まれる有害物質に関する調査結果を発表した。それによると,16台の全サンプルから人体に害があるとされている臭素化難燃剤(BFR)が検出されたという。特に多かったのは,電子機器の難燃剤として最も広く使われているデカ―BDEなどポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)だった。

 調査結果について,両団体は「調査結果から,ある種の難燃剤と人体が接触する状態にあり,パソコンが家庭,オフィス,学校,企業のデカ―BDEを含むほこりの主要発生源である可能性が高いことが分かった」としている。

 PBDEは自然環境のなかで分解されにくく,食物連鎖により動物や人間の体内に入り込み,脂肪組織に蓄積されて濃度が高まる。こうした化学物質の残留性と毒性が,環境と人体に悪影響を与えかねないと懸念されているという。

 両団体は,1970年以降PBDEを大量に消費してきた分野の1つとして電子機器業界を挙げる。PBDEの約40%はパソコン,プリンタ,テレビのきょう体に使用され,特に難燃剤として最も多く使われたPBDEがデカ―BDEであるという。なお,3種類あるPBDEのうちペンタ―BDEとオクタ―BDEの2つは,2004年末までに市場から全廃する予定だが,米国では一部の州を除きデカ―BDEとそのほかのBFRの使用を続ける。

 欧州では12年前にオスロ―パリ条約(OSPAR)2により,BFRなどの段階的な廃止に向けた活動が始まり,ノルウェー,ドイツ,スウェーデンはBFRを安全な代替物質に切り替える規制を設けた。先ごろ欧州連合(EU)は,2006年以降すべてのPBDEと多臭素化ビフェニール(PBB)の使用を禁止することで合意している。

 一方米国では,メイン州の議会が2006年1月1日までにペンタ/オクタ―BDEを,2008年1月1日までにデカ―BDEを禁止する法案を通過させた。ワシントン州とカリフォルニア州でも同様の動きがある。

◎関連記事
■米Freescale,STMicroelectronics/Infineon/Philipsの無鉛化活動「E3」に参加
■米Intelと米NS,LSI製品の無鉛化計画をそれぞれ発表
■米Dellが米環境保護局と包括購入協定を締結,「ハードウエア処分時に機密と環境に配慮」
■米Dell,リサイクル活動推進のため米企業2社を協力企業に指定
■米HPがパソコンのリサイクルを促進する取り組み,製品購入時に最大50ドルを払い戻し
■PCリサイクル法
■やっと緒についた米国のパソコン・リサイクル,だが問題山積
■経営者のためのキーワード 3分間講座――環境会計

[発表資料(CTBC)]
[発表資料(CPA)]

◎この記事は、海外で発表されたニュース・リリースの抜粋を速報体制で制作しています。あくまでも抜粋ですので、内容などにつきましては必ず文末にある「発表資料」へのリンクでご確認ください。

 次へ  前へ

IT5掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。