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「てくの生活入門」3〜4歳のパソコン事始め【asahi.com記事】なんだかな〜。もっと大事なことが他にあるような、、、。
http://www.be.asahi.com/20040417/W16/0037.html
三カ条
こ ことば覚えて絵も描ける 幼児用ソフト花盛り
と どんな内容?要確認 ほかの遊びもとり入れて
も 「もう一回」には耳貸すな制限時間約束しよう
パソコンの世帯普及率が6割を超え、小学校でもパソコンを使った授業をしています。入学前からおうちでパソコンに慣れておきましょう、と幼児を対象につくられたソフトも多彩になってきました。今回は、3〜4歳に向けた「パソコン事始め」です。(政治部・大野博)
幼児の成長は、おとなのまねをすることが基本です。子どもの「模倣願望」をかなえるおもちゃは、おもちゃの王道です。
90年代にパソコンが普及しはじめると、当然おもちゃのパソコンが登場しました。セガトイズの「ペットノート」は、ノートパソコンのような形で、小さな白黒の液晶画面が付いています。簡単なワープロソフトがあり、ひらがなをローマ字入力できます。
でも、こうしたおもちゃの宿命で、本物を家で気軽にさわれるようになるにつれ、市場が縮小しつつあります。セガトイズによると、おもちゃパソコンはかつては小学校高学年が対象でしたが、現在では5歳前後ということです。低価格化も進んでいます。
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パソコン型おもちゃに代わって、近年、幼児向けパソコン関連商品の主流になってきたのが、幼児向けのソフトです。大人が使っている普通のパソコンにインストールして使います。(1)知育系(2)お絵描き系(3)マルチメディア絵本――に大別されます。
知育系は、子どもたちの好きなキャラクターと一緒に、楽しみながら、ひらがな、カタカナやアルファベットなどを覚えられるように工夫されています。
「プーさんの初めてのABC」(対象3〜12歳)は、破れた絵本を修復しながら絵と英単語を関連づけたり、食器棚を片づけながらアルファベットの大文字と小文字を覚えたり、といった具合です。
お絵描き系ソフトの定番「キッドピクス3 for Windows」(対象4歳以上)の基礎になったのは、米国の大学教授が3歳の息子のためにつくったソフトだそうです。単に線を引いたり色を塗ったりだけではなく、動物のイラストや動画を張りつけたり、デジタルカメラで撮った写真を取り込んだり、といった機能もあります。
最後はマルチメディア絵本です。これまでパソコンソフト売り場にしかなかった「おばあちゃんとぼくと」(対象年齢3〜10歳)などが、この3月から書店の店頭にも並ぶようになりました。テレビやビデオなどとの一番の違いは、双方向性です。一方的に物語を読みきかせるだけでなく、画面の人物や物をクリックすると、動いたり、ことばを話したりします。
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ところで、幼児にビデオを見せたら、食い入るように画面を見つめ、話しかけても反応しなくなってしまった――。こんな経験のある人も多いと思います。受け身一辺倒のビデオなどと違い、子どもが能動的に機械に対して働きかける「双方向性」が特徴とはいえ、幼児ならではの「のめり込み」の心配は残ります。成長途上の幼児にパソコンを使わせるうえでの注意点について、専門家の意見を聞いてみました。
日本IBMの幼児教育支援事業のコンサルタントを務める堀田博史・園田学園女子大助教授は「保育のなかに無理なくパソコンを取り入れるには、パソコンだけで完結するような使い方をするのではなく、外遊び、身体的運動やルールづくりと結びつける工夫が不可欠」と指摘します。パソコンのお絵描きソフトで描いた絵を印刷し、切り張りしてクレヨンで色を塗ったり、1台のパソコンを多人数で均等に使うための順番表を子どもたちの発案で作ったり、といった実践の例があります。
様々な分野の問題について専門家によるアドバイスを掲載するウェブサイト「オールアバウト・ジャパン」(http://allabout.co.jp/)で、「子供のPC(パソコン)・ネット教育」を担当している金子友理子さんは、家庭で幼児にパソコンを使わせる際の注意点について次のように話しています。
「パソコンに子守を任せ、その間に家事を済ませたい、といった需要が根強くあるため、中には子どもをのめり込ませるゲーム性の強いソフトもあり、注意が必要です。親が隣に座って、声をかけながら、いっしょにやるようにしましょう。また、『30分間だけね』といった具合に、始める前にあらかじめ時間を決めて子どもに約束させるのがいいでしょう」