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(回答先: 敢えて棹差してみると、業界内ではP2Pは一部のユーザーが大半のトラフィックを使っていると言う見方もある。 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 5 月 13 日 00:05:32)
「ウィニー」などファイル共有ソフトネット接続業者の脅威に 通信量増大⇒設備増強迫られる 技術の功罪には議論も【日経】
5月14日朝刊(紙より)
パソコン同士の間で映画やゲームソフトなどを検索・交換できるファイル共有ソフトがインターネット接続事業者の脅威になっている。利用者がこのソフトを使うと通信量が増大するためで、設備増強に追われ頭を悩ませている。
代表的なファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の開発者が逮捕された直後、パンク寸前だったネット全体の回線通信量は逮補前より約一五%減少したようだ。事業者同士の回線を相互接続する目本インターネットエクスチェンジ社の記録から推定した。
ウィニーによる接続を制限する機器を扱う住商エレクトロニクスの担当者も「ある事業者ではウィニーの通信量が半分近くまで減った」と語る。摘発を恐れた利用者が使用を一時的に手控えたとみられる。
通信量が多くなるのはウィニーがファイルを暗号化し他の利用者の端末へ大量に送信するため。受け取った人の端末もファイルの複製をさらに送り、通信量がねずみ算式に増えていく。
通信量は昨年、別のウィニー利用者が逮捕された直後に約二〇%減ったが、一カ月後には回復。今回もほとぼりが冷めたら元に戻るとみられる。ある事業者は「ネットのデータ通信量はファイル共有ソフトが最大八割を占める」という。事業者は膨らむ通信量に対処しようと設備投資に必死だ。
ただ、ファイル共有ソフトは法に触れない利用価値がある。松竹は映画の宣伝を入れた女性タレントのビデオをネットで提供、共有ソフトでの配布も認めた。視聴数は八十万件を超えたという。
ウィニーの開発者は逮捕される前、ファイル共有ソフトを使って映像などを流し、その制作者はデジタル証券で収入を得られるという著作物流通の新たな仕組みを提案していた。
研究機関では応用の検討が進む。産業技術総合研究所の小島一浩研究員は、ファイル共有の仕組みを応用した文書共有ソフトを開発中。「関心の近い人を結ぴつけることができ、社内の情報交換に役立つ」と語る。
ウィニーと同様の機能を持つファイル共有ソフトも開発されている。負の側面だけを見て普及の芽をつんでよいのかという議論がある。