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Operaブラウザにアドレス・バーを偽装できるセキュリティ・ホール【IT_Pro記事】
http://www.asyura2.com/0401/it05/msg/530.html
投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 5 月 15 日 14:13:49:WmYnAkBebEg4M
 

Operaブラウザにアドレス・バーを偽装できるセキュリティ・ホール【IT_Pro記事】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20040513/144137/

[2004/05/13]

 セキュリティ・ベンダーのデンマークSecuniaは現地時間5月13日,Webブラウザ「Opera」にアドレス・バーを偽装できるセキュリティ・ホールがあることを公表した。セキュリティ・ホールを悪用すると,現在アクセスしているWebページとは異なるURLをアドレス・バーに表示させることが可能となる。

 直接攻撃を受けるようなセキュリティ・ホールではないが,フィッシングなどに使われる可能性があるので要注意である(関連記事)。対策は,最新版のバージョン7.50にアップデートすること(関連記事)。ただし,7.50の日本語版は未公開。

 Operaは,リダイレクト(別のWebページに飛ばす命令)を要求されると,実際にリダイレクトできたかどうかとは無関係に,“とりあえず”アドレス・バーをリダイレクト先のURLにしてしまう――。これが今回のセキュリティ・ホールである。つまり,「リダイレクトを要求するが,その後,そのリダイレクトを取りやめるような命令を記述したWebページ」にアクセスすると,アドレス・バーは変更されるが,アクセスしているページ(サイト)はそのまま,といった状況が発生する。

 このセキュリティ・ホールを突いて,ユーザーのマシンを乗っ取ったり,ウイルスなどを送り込んだりすることはできない。しかし,罠を仕掛けたWebページにユーザーを誘導して,“仮”のリダイレクト先に信用できる企業のURLを指定しておけば,罠を仕掛けたページを信頼できる企業のページだと思わせることが可能となる。

 アドレス・バーやステータス・バーを偽装できるセキュリティ・ホールは,Internet ExplorerやOutlook Express,Eudoraなどにも見つかっている(関連記事1,関連記事2,関連記事3)。使用しているブラウザやメール・ソフトの種類にかかわらず,十分注意してほしい。

◎参考資料
◆Opera Browser Address Bar Spoofing Vulnerability(Secunia)

(勝村 幸博=IT Pro)

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