現在地 HOME > 掲示板 > IT5 > 409.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
平成16(2004)年4月21日[水]
--------------------------------------------------------------------------------
米検索大手「グーグル」、日本語戦略 エンジン全開 6月にも渋谷に開発センター
米検索エンジン大手のGoogle(グーグル)は20日、日本語に特化した検索エンジンの開発や日本語サービス拡充のために、東京研究開発センターを設立すると発表した。研究開発センターの設置は米国外ではスイス、インドに次いで3カ国目。英語、ドイツ語に次いでユーザー数が多い日本語市場を重視したもので、日本人スタッフを中心に検索エンジンの改良などを行い、今後、日本市場開拓を本格化する。
グーグルの東京研究開発センター開設は、ウェイン・ロージング副社長(技術担当)が都内で開かれた技術展示会「サーチエンジン・ストラテジーズ2004」での基調講演で明らかにした。
現在、グーグル製品は、九十カ国以上の言語に対応しているが、基本的に英語用製品をベースに米国本社で現地仕様にしている。
しかし、「文化面にも配慮した検索サービスを提供するためには、その国の言葉で検索エンジンを開発する必要がある」(グーグル)と判断。六−七月をめどに東京・渋谷に研究開発センターを開設。日本語のアルゴリズム研究などを行い、日本語専用の検索エンジンを開発する。
ロージング副社長は、「米国同様、優秀な人材を数多く採用したい」としており、夏には学生のインターンシップも実施する。スタート時は同副社長と米シリコンバレーの技術スタッフが指導に当たるが、人材の育成状況を見て日本人スタッフに引き継ぐ方針。
また、開発センターでは、検索エンジン開発のほかにも、英語版で行っているサービスの日本化を進める。米国版グーグルでは、英語ベースでさまざまな付加機能が実験的に展開されている。
例えば、個人が手軽にネットで情報発信できる「ブログ」、一ギガバイトという大保存スペースを無料で貸し出して自分の電子メールを保存・検索できる「Gメール」、地域を限定してネット広告を打てる「アドワーズ」などの多彩なサービスが提供されている。
一方、評価総額一兆五千億円ともみられている超大型株式公開の時期について同副社長は、「話ができる立場にはない」と言及を避けた。
◇
【グーグル】1998年9月、米カリフォルニア州スタンフォード大学生のラリー・ペイジ氏(当時24歳)とセルゲイ・ブリン氏(同23歳)がシリコンバレーで創業したインターネット検索エンジン開発会社。米国での昨年度末のシェアは41%で、2位のヤフー(27%)、MSN(20%)を引き離している。90カ国以上の言語でサービスを展開、1500万を超える企業を顧客とし、検索結果とリンクさせた広告サービスが主な収入源。グー、ニフティ、ビッグローブ、インフォシークなどの日本のサイトの検索エンジンとしても利用されている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21kei001.htm