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捜査資料のネット流出、道警でも 私有PCから8人分
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北海道警江別署の交番に勤務する20代の男性巡査の私有パソコンから、計8人分の個人情報が記された捜査関係資料がインターネット上に流出していたことが30日分かった。巡査は自分のパソコンを仕事で使用していた。その際、パソコン本体のハードディスクに資料を保存し、自宅でインターネットに接続したといい、その過程で個人情報などが流出したらしい。同様のケースが京都府警で起きたばかりで、道警は巡査が内部規定に違反していた可能性があるとみている。
資料は29日夜にインターネット上のホームページの掲示板に掲載され、30日未明に警察庁から道警に連絡があった。流出したのは、この巡査が作成した現行犯人逮捕手続書、捜査報告書、参考報告書、交通事故発生報告書、実況見分調書の5種類6件の資料で、8人の中には氏名だけが分かる人や、氏名、住所、生年月日、勤務先まで分かる人もいるという。
道警は今後情報が流出した人の所在を確認し、説明するとしている。
この情報は、29日に京都府警で発覚したケースと同様に、ファイル交換ソフト「Winny」上に流出していた。巡査のパソコンも、このファイル交換ソフトを利用していた。
ただし、道警は掲示板の管理人を確認できておらず、流出データは削除できていないという。
道警によると、巡査は許可を得て昨年夏からこの私有パソコンを業務に使っていたが、個人情報を本体ハードディスクに記録することは内規で禁じられていた。道警の調べに、巡査は「資料をフロッピーなどで管理すると作動が遅いので、本体に情報を入れていた」と話しているという。
道警の高橋道夫・総務課長は「警察の保有情報がインターネット上に流出したことは、極めて遺憾だ。職員に対する指導を一層徹底し、同種事案の再発防止に万全を期したい」とのコメントを出した。
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〈Winny(ウィニー)〉 パソコンの使用者同士がネットワークを通じて音楽や映像など様々な情報を交換する「ファイル交換ソフト」の一つ。同じソフトを持つパソコン使用の間で、パソコン内の情報を自由に検索しあい、自分の欲しい情報があれば複製できる仕組みになっている。複製した情報をさらに別の人が複製することもできるため、人気のある情報はねずみ算的な速さで広がる。同様のソフトは急速に普及しているが、歌謡曲や映画などの著作権を侵害する恐れがある点などからも、問題を指摘する声が出ている。
(03/31 00:55)
http://www.asahi.com/national/update/0330/041.html