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プレステが脳と直結する?--ソニー研究者、テレビゲームの未来を大予言
カリフォルニア州サンノゼ発--ソニーの幹部は、PlayStation 3でも、しばらくは満足していられるかもしれない。
だが、PlayStation 6は比較にならないほどすごいものになる。
これはサンノゼで開催された「 Game Developers Conference 」のプレゼンテーションで、ソニーのトップ研究者数人が口にした約束だ。彼らはこのプレゼンテーションで、同社の10年、20年先--そして、さらに先--の主要な技術革新について予言を行った。
最も大きく変化するのは、プレーヤーによるゲームのコントロール方法やインタラクション方法などだと、ソニー研究者らは主張している。将来のゲームでは、「+」キーを押すようなことはなくなり、代わりにカメラでプレーヤーの体の動きや顔の表情を読みとり、マイクと高度な音声認識技術で音声コマンドを認識するようになる。そして、こうした機能が全てパーソナル・エンターテインメントロボットに搭載され、ゲームセンサー(を搭載したこのロボット)がプレーヤーの後を付いてくるようになるかもしれない。
「こうしたセンサーは全て統合されており、そしてコンピュータはこれらのセンサーから得た情報を統合する力仕事を行う」と、Sony Computer Entertainment Americaの特別プロジェクトマネージャー、Dominic Mallinsonは述べている。
ディスプレイ技術の大進歩も、ゲームのプレー方法を変えることになるだろう、と同社研究開発ディレクターのRichard Marksは言う。画像を眼の網膜に直接映せるヘッドマウントディスプレイでは、現実世界と区別できない精巧な画像を生成できる。そしてバス停から冷蔵庫のドア、さらには衣服に至るまで、あらゆるものにワイヤレスディスプレイが取り付けられ、ゲーム体験は屋内に限定されたものではなくなる。
「プレーヤーはまさにどこでもすぐにゲームを始められるようになる」(Marks)
また、ゲーム機の内側でも大きな変化が起こる。たとえば、プロセッサはより柔軟になり、開発者が必要に応じてチップの一部を設定しなおすことができるようになるだろう、とMallinsonは述べている。
将来は、ネットワーク接続が劇的に高速化されることから、オンラインゲームも進歩することになるとMarksは述べている。ただし、長距離の接続に伴う制約は依然として無くならないという。「光の速さは越えられないなど、根本的な問題もいくつか残る」(Marks)
発表を行った研究者らは、20年以上先の方向性を示すことに積極的ではなかった。だがMallinsonは、PlayStation 9が登場する頃には、ゲーム機とプレーヤーの脳を直接接続する技術が実現する可能性は十分にあると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。