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ソリトンシステムズ(鎌田信夫社長)は3月26日、企業内のPCの操作ログを収集・追跡するソフトウェア「InfoTrace(インフォトレース)」(96万円)を7月から出荷開始すると発表した。また、機能限定のプレリリース版を3月26日から特別価格(67万2000円)で提供開始した。
現在の情報セキュリティシステムは、認証、アクセス制御など利用制限による事前防止策が中心で、事後の追跡までフォーカスしたソリューションはまだ十分ではない。また、企業の情報漏えい事件の80%が内部の犯行であるといわれており、PCからの操作状況を常時、把握・管理することが重要な課題となっている。
「InfoTrace」は、こうした要求に対応した製品で、企業内のすべてのPCの操作や通信履歴を記録することで、重要情報の不正利用を抑止するとともに、情報漏えいが発生した場合の迅速な原因究明など、情報漏えい対策に効果的なソリューションを提供する。
(1)ログサーバー、(2)トレースブラウザ、(3)エージェント――の3つのソフトウェアから構成されており、構築が容易なため短期に導入でき、迅速にログ管理を開始することができる。
各ソフトの機能としては、「ログサーバー」では、企業内のPCから行われたあらゆる操作を記録・収集する。収集したログは、専用コンソールである「トレースブラウザ」から必要な検索条件を入力することで、重要データへのアクセス履歴や変更履歴、コピー、プリント履歴など、経路、経緯を分かりやすくレポートする。
「エージェント」ソフトウェアは、PCに簡単にインストールできる一方、簡単にはアンインストールできない仕組みをもつため、ログ管理体制をユーザーに告知することで一定の抑止力を発揮し、社内のセキュリティレベル維持を可能にする。
同社では、今後、金融機関やサービス業を始め、重要な顧客情報をもつ企業や団体および、住民基本台帳ネットワークシステムを運用する自治体などを中心に拡販を図る方針で、04年度で300サイト、7億円の販売を目指す。
[3月29日(月)10時38分]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00000005-bcn-sci