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誰がために金はある【がんばれ!!ゲイツ君】
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column210.html
自営業者の方にとっては面倒な確定申告の季節も終わり、ようやく一息ついているといった時期ではないかと思いますが、こうした面倒な税金の計算ともなるとやはりそれなりのソフトがあった方が便利ではありましょう。また、年金も最近は減る一方でとても老後の生活もままならず、普通のサラリーマンでも自己責任で確定拠出年金をやらされるハメになってしまったこのご時世、資金運用などをやろうとするとやはりそれなりのソフトを使うと便利というわけで、MS Moneyを購入されたという方から以下のようなお便りを頂きました。
Microsoft Money 2004 を買いました。というよりも、買わざるを得ませんで
した。
私、2001 年から、株式投資や投資信託を個人年金代わりにやっています。国
民年金も先行きが怪しいですからね。それで、このソフトで管理しているんです。
立ち上げておくだけでインターネットに自動接続して、リアルタイムに株価を
更新してくれ、現在価値がいつでもわかるので便利です。
といっても、私はデイトレーダーではなく、もっぱら毎月少しずつ買うのが専
門の長期投資家です。売るのは景気が加熱してバブルっぽくなるであろう 5〜6
年後でしょう(本当に何年後かというのは神のみぞ知るところですが)。
話がそれました。いままで Microsoft Money 2001 を使っていました。このよ
うに便利で、他に同様のものが見つからなかったので 3 年前に買ったのです。
Money の最新版が出ていることは知っていましたが、ちゃんと使えるのにもった
いないので、いままで買い換えずに使ってきました。
ところが最近、スクリーン・セーバ(SETI@home)の動作が異様に遅いのです。
タスクマネージャを立ち上げて調べてみたら、msmoney.exe が CPU を 99% 占有
した状態になっています。Microsoft Money 2001 を終了させ、もう一度起動さ
せるとしばらくは常識的な占有率で動作していますが、また 99% 占有してしま
います。
さらにこの 1 週間ぐらい、フォアグラウンドにあるのにユーザ入力を受け付
けず、タスクマネージャから終了させる以外になくなってしまいました。
このソフト、自分自身の EXE も更新しているみたいです(起動と同時に「最
新の Money アップデート」という動作をします)。もしかすると、あまり買い
換えないユーザには変な EXE を送り込んで、「もう買い替えなさい」と催促し
ているのかも……
考えすぎでしょうか (^^
アップデートすると重くなるのはMS等のソフト常でありますが、アップデートしないと段々重くなるというのはこれは新手のビジネスモデルですね。ゲイツ君もまたうまいことを考えついたものです(^^;。これでパソコンを買い換えたとしてもWindowsのOEMの代金も入るし、ソフトをアップデートをしてもその金が入るしでMSにとっては悪いことがあろうはずがありませんね(^^;。ま、ただ遅くなるだけでしたらまたしも、最近ではご時世柄裏でせっせと個人情報をかき集めているなんてことがあるかもしれませんので注意が必要です。
ちなみに昨日テレビでやっていたようですが、厚生労働省の年金運用担当者はなんと今通信教育で証券アナリストの勉強をしながら資金運用をしているのだそうで。いやはやこれだと金のなる木でも植えないと庶民はとても生活していけそうにありませんね。
さて、二週間のご無沙汰でしたが皆様いかがお過ごしでしょうか。そう言えばイラク戦争なんてものがが開始してから早一年経ってしまいましたが、世界各国では大規模なデモなどもかなり行われたようです。ま、今では大量殺戮兵器なんて戦争を始めたいためのでっち上げであったことなどは周知の事実ですし、そんな何の道理も無い大量殺人をやってのけたブッシュは責められて当然ですが、そういう戦争に対して何の反省もしないで、市民を誤射して殺してもヘラヘラ笑っているような米英の占領軍に荷担して軍隊を出している日本もまた相当なものです。コイズミ君もわけのわからない見苦しい言い訳ばかりに終始していないで、こういう何の道理も無い何の罪も無い市民の無差別殺人戦争に荷担した責任ってのを明確にすべきだと思うんですけれどね。
ちなみに、スペインでは最近の総選挙ではブッシュの犬の与党が負けたようで、イラクの占領軍からの撤退が真剣に検討されているようですね。ま、今のイラクのフセイン時代とは比べ物にならないほどの治安の悪化があの占領軍の馬鹿共の存在にあることは明白ですし、こうした無法な人間どもの論理がいつまでも通用することは無いということを示したということでは、まだまだこの世も捨てたものではないかもしれません。 そう言えば同じ欧州ではMSに対して独占禁止法違反で大規模な制裁金を加えることも決定したようですしね。まぁ彼らはこの位で変わるとは思わないですが(^^;。
さて、このMSと同じ穴のむじなと言えば、かつてない大規模な漏洩事件を引き起こしたにもかかわらず500円で事を済まそうとしているYahoo!BBでありましょうが、彼らもどうもあまり変わるという気配が無いようです。例の赤装束軍団もあの事件があってもなんのお詫びの文句も無く相変わらず世間に視覚的かつ聴覚的迷惑を振りまいておりますが、それ以外にもどうも彼らは一体何を考えているのかという情報をいくつか頂きましたので、今日はその件について取り上げたいと思います。
1、なんの反省も無いキャンペーン
あの漏洩事件があった直後にもYahoo!BBから勧誘の電話を受けたちう方もいらっしゃったようで、その方が「個人情報の漏洩があるようなプロバイダには入るつもりは無い」というようなことを言うと何の反省も無く「その件については現在確認中です」とマニュアルを棒読みするような電話の応答をされたとのことです。
確認中も何も情報漏洩したのは事実なんですからその点に対してお詫びの文句の一言くらいあっても良さそうなものですが、そのようなことは全く無いようで。ま、電話勧誘なんて代理店がやっているのだからと言えばそれまでですが、こんな感じでロクに審査もしないまま得体の知れない代理店を増やし続けた結果があの漏洩事件であるはずなのですけれど、孫君はそこらへんどう考えているんですかね。
で、今回は今回でまた会員に対してさっそく以下のようなメールが送られてきたようです。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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キャンペーン」。今回は、「Yahoo! BB 春のご紹介キャンペーン」と題し、さ
らに魅力的な特典をご用意いたしました。
必ずもらえる特典として、紹介したあなたには3,000円分の商品券(2名様以上
の場合、2人目から10,000円分に増額)をプレゼントし、紹介を受けて入会し
た方には3,000円をキャッシュバックします。
しかし、こんな大規模な事件があった後で、とても友達を勧誘できるような状況では無いのは当たり前だと思うのですがその位解らないんでしょうか(^^;。うーむ。
ひょっとしたらここで言っている魅力的な特典って、Yahoo!BBに入るとSPAMメールや勧誘の電話が山ほど貰えますなんてことなのかもしれませんね。いや、孫君のことだから冗談でなく有り得る話かもしれませんので注意が必要です。
2、漏洩確認ページの謎
Yahoo!BBは今回の件で、自分の個人情報が漏れているかどうかを確認するページというのを作っているのですが、どうもこれも結構問題がありそうです。これについても情報を頂きましたのでご紹介したいと思います。
コンテンツでも上がったYahooBB個人情報流出の件ですが、
現在Yahooで「ご解約者様へのお詫び送付先確認ページ」なるものが
アップされているようです。
http://bb.softbankbb.co.jp/information/listchk/
あまりの工事の遅さに、大分以前接続を待たず解約した私ですが、
早速上記ページで確認したところ、今回漏洩した個人情報対象者である事が確認できました。
幸い引っ越した後なので住所情報が漏れても特に問題無いのですが、電話とメアド情報は
変わってないのでどうも落ち着きません。(^^;
ログイン後、指示に従うと金券の送り先情報(住所,指名,電話番号)を入力する
ページになりました。(一応暗号化されるようです)
個人情報が変わった古い解約者にも漏らさず金券を送り付けようと言う事なのでしょう。
ジャパネットタカタの対応はまともですが、ソフトバンクは相変わらずやくざ的というか
なんというか。
で、このページは以下2段構えの入力を最初に済ませてしまえば、その先の金券送付先
入力ページに移れてしまう事が判りました。
1.個人名と電話番号
2.以下5項目のうち1つ
「メールアドレス」
「生年月日」
「カスタマーID」
「名義人(申込者)」(申込者と異なる場合のみ)
「連絡先電話番号」(申込時の電話番号と異なる場合のみ)
要は「個人名」「電話番号」「生年月日またはメールアドレス」の3情報が該当すれば
個人情報送信ページに移れてしまう訳です。
もし名簿業者から名簿を入手できればいくらでもログインしまくりです。
試しに知り合いに私の上記3情報を入力して貰ったところ、しっかりログインできたとのこと。
「500円欲しかったら送付先に自分の住所と名前を入力して良いよ」と伝えたところ、
「不正アクセス以前に私の個人情報がYahooBBに知れるのは絶対嫌だ」と拒否されて
しまいました。
仕方が無いので私自身で住所入力欄等に「金券の受取を拒否します」「私の個人情報抹消希望」
とか別情報を入れて送信してあげました。
普通、この手のものは本人確認後に個別入力ページのURLを本人メールに
送信する流れになると思うのですが…この企業どうもおかしいですね。
確かにこれ、セキュリティがまるでなってませんね(^^;。まぁたった500円欲しさに自分の住所などの個人情報を彼らにさらしてしまおうという勇気がある人っていないとは思いますが、少なくとも他人になりすまして送金ページに簡単に移れて、好きな住所に送金指示をすることができると言うのは話にならないでしょう。大慌てて作ったからこうなっているのかもしれませんが、何考えてんでしょうね。いやはや。
ちなみに、インプレスなんかはさすがにこの手の特集を組むことについては何の躊躇も無いようで、結構力を入れた特集を組んでいますね。なんか元総会屋の右翼団体の人への取材記事なんかもありますが、これによるとYahoo!BBの情報漏洩って過去に何度もあったと言われていますね。
今回の事件って漏洩量の多さからまず内部の犯行に間違いないと言われておりますが、一件や二件ではなくここまで漏洩が激しいとなると、逆に言うといかに自社に愛着を持っていない社員が多いかということも言えるでしょうね。孫君ももう少し働いてくれる社員のことを思って経営をやらないと今回みたいに足下を掬われますから気を付けていただければと思います。この件は別にソフトバンクに対してのみ言えることではないですが(トヨタとかね(^^;)。まぁ社員あっての会社ですからね。
といった所で今日の所で終わりです。情報漏洩なんて覆水盆に返らずの言葉通りの事件で、起きてしまったものはもうどうしようも無いということもありますが、その後の対応でまさに企業姿勢が問われると言っても過言ではありませんので、孫君もこの件については猛省をして頑張ってもらいたいものです。世間に赤い迷惑を振りまくだけのために金があるわけじゃありませんからね。と言ってもう遅いかも知れませんが(^^;。
ところで最近、HPがこちらのようなセミナーを開くようです。内容は「内部機密情報のセキュリティ対策」というもので、なるほどこれはどこかの会社の会長さんにでも聞かせてあげたいような内容ですが、どうもこれ、本当なら下記のような内容で講演が予定されていたようなのですね。
高度情報社会となり、セキュリティ・マネジメントの重要性がますます認識されるようになってまいりました。
特に最近では、電子商取引に関わる消費者保護や個人情報保護、また製造業様におかれましては研究開発資料など、内部情報のセキュリティが重要な問題となっています。
本セミナーでは、ソフトバンクBB株式会社による「ブロードバンド時代の企業リスクとその対策」の講演と、ネットワーク内の機器の種類や接続状態を把握することが可能な日本ヒューレット・パッカード株式会社『HP OpenView』、内部からの情報漏洩を防止および監視するハミングヘッズ社『セキュリティプラットフォーム』をご紹介させていただきます。
この内容はグーグルのキャッシュで今でも読めますが、なぜ急に講演者が変更になったのでしょうかね(^^;。まぁ聞くだけヤボというものでしょうがHPさんも極めて良識的な判断をされたように思います。
そう言えばHPは、6月にLinuxのみを搭載したデスクトップPCを販売するようです。今までのPCより2,3割安くなるとか。日本の大手メーカーはMSからの圧力で今までデュアルブート以外はデスクトップのLinux搭載PCはショップブランドしか存在しなかっただけに、かなり画期的かと思います。まぁ世の中もまだまだ捨てた物じゃないといった所ですかね。
それでは、また来週まで。さようなら。