現在地 HOME > 掲示板 > IT5 > 235.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
米国 個人情報盗む「スパイウエア」まん延【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/net/media/20040316me01.htm
知らぬ間にパソコンに入り込み、ユーザーの個人情報やネットサーフィン履歴を盗む「スパイウエア」がまん延している。このネット上の“のぞき屋”がパソコンの9割に忍び込んでいるとの調査結果もあり、米国では先月末、初の規制法案が議会に提出された。
スパイウエアは他のソフトと抱き合わせて配布されることが多く、ユーザーは知らないうちにインストールしてしまう。1度パソコンに入り込むと気づかれないようにバックグラウンドで作動。ユーザーが好むホームページなどのデータをこっそりと集め、マーケティング会社などに送るのだ。
悪質なスパイウエアはパソコンの設定を勝手に変えたり、個人情報などを盗みとる。駆除機能のある対策ソフトもあるが、新種が次々開発され、アンインストールは素人にとって簡単ではない。
米国の「全国サイバーセキュリティー同盟」が昨年行った調査によると、ブロードバンド利用者のパソコンの90%にスパイウエアが忍び込んでいた。ファイル交換ソフトが「感染経路」のケースが多いが、ユーザーの94%がスパイウエアが抱き合わせにされている事実を知らなかった。
実はソフトをインストールする際、画面上に現れる利用条件に「個人情報の収集」が盛り込まれている場合がある。多くはよく読まぬまま承諾し、スパイウエアの侵入を許している。現行法では有効な取り締まりが難しいのが実情だ。規制法案は、スパイウエアのインストールの際にはユーザーに分かるよう明確に通知し、望まない場合は簡単にアンインストールできることなどを義務づける。違反した場合は刑事責任も問われる。(ロサンゼルス 森田 清司)
(2004/3/16 読売新聞 無断転載禁止)