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中国がDSL高速インターネット回線数で世界一! 日米も韓国を抜く新たな構図
米DSL Forumは、世界のDSL高速インターネットサービスの最新利用状況を調査したレポート「2003 Global DSL Subscriber Chart」を発表した。昨年は予測を上回る新規の利用者数を加え、世界各地でDSLサービスの普及が大きく進んでいる。
同レポートによると、昨年末における世界のDSLサービス加入者数は6,384万人に達した。1年間で約2,800万回線の増加が見られており、これは前年比77.8%増の成長率となる。特に2003年第4四半期には新たに900万回線以上の増加を記録し、急速にDSLサービスが普及していることが示された。実際に調査チームを率いた英Point TopicのTim Johnson氏は、世界のDSLサービス普及状況に関する予測を出していたものの、その数字を200万ほど上回った加入者数が報告される結果になったという。
2002年末におけるDSLサービス加入者数の国別ランキングでは、高速インターネットサービスの普及に定評がある韓国がトップに立っていた。しかしながら、2002年は4位だった中国が2003年中に大きく躍進し、新たに発表された同レポートによると、DSLサービスの利用回線数で初めて世界一に輝いている。いまや中国のDSLサービス加入者数は1,095万人を超え、今後も急速な成長を遂げると予測される。
中国には抜かれたものの、日本においてもDSLサービスの利用が急増している様子が顕著に表れており、1,027万2,000人の加入者数で世界2位につけた。3位には911万9,000人の米国が入り、韓国は4位へ転落した。2003年第3四半期には、韓国のDSLサービス加入者数が初の減少に転じており、利用料金を支払わないユーザーを多数抱える韓国ISPの現状を打開することが大きな課題とされている。
とはいえ、全体的な普及率を示す値となる100電話回線当たりのDSLサービス加入回線数では、27.7を記録した韓国が依然として世界をリードする。2位以下には台湾の21.4、香港の18.0、ベルギーの15.4と続いており、14.4となる日本は世界5位の普及率となった。
なお、世界のDSLサービス加入者数のうち半数以上はアジア太平洋地域の国々に住んでおり、中国およびマレーシアでは世界トップクラスの増加率が見られているという。また、初めてDSLサービス利用者が同レポートで報告された国として、ポーランド、チェコ共和国、ハンガリー、スロベニアなどの東欧諸国が挙げられており、世界各地にDSLサービスが広まっている様子もうかがえる。
DSLサービスの普及をサポートするDSL Forumは、今年も順調な成長を予測し、2005年末には世界で2億人のDSLサービス加入者数に到達するとの期待を表明している。
グラフはこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/03/03/008.html
(MYCOM PC WEB)