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個人のニーズに合わせた検索エンジン【いくら便利でも、スパイして嗜好把握の検索技術というのはどうも、、(^^;】
http://www.asahi.com/english/svn/TKY200403020226.html
米国西海岸時間2004年3月1日
マイケル・ベイズリー記者:マーキュリー・ニュース
検索エンジンはユーザーの心を読むことは出来ないので、「ジャガー」と入力したユーザーが探しているのは動物か車かを見分けられない。しかし個人のニーズに合った検索結果を出すことができる次世代技術が開発されている。ユーザーがホームページを閲覧する習慣と人口統計情報を使うこの技術は、検索エンジンの会社が熾烈な競争を繰り広げる上で重要な道具になる。ユーザーは常により早くより関連性の高い検索結果を望んでおり、その期待に最も上手く答え、最も多い検索件数を獲得できる会社が、最大の広告収入を得られる可能性が高いからである。
人間の会話では、視覚的、言語的ヒントを交換しあうことで言葉の意味と文脈をつかむ。しかし検索エンジンはそのような恩恵にあずかることは出来ず、複数の意味を持つ単語に困惑させられる。多くの検索エンジンでは、検索結果に人気に基づく順位をつけ、ある単語に関して大多数の人が関連すると考える結果を表示する。動物のジャガーを探す人は、まずスポーツカーに関する検索結果を示されることになる。それらのホームページの人気が「ジャガー」に関しては最も高いからだ。個人ニーズに合わせた検索技術では、ユーザーの検索を追跡することで、時間がたつうちにユーザーの嗜好が検索結果に反映されるようになる。このユーザーが動物のホームページを見たことで、ユーザーの検索履歴の中では動物のジャガーをスポーツカーより高い順位につけるのだ。
困難な課題もある。個々のユーザーの検索結果を数えるには巨大なコンピューター能力が必要になるため、この技術は大規模に実施することが難しい。またユーザーからデータを収集する必要があり、個人情報保護に関する懸念がある。この技術自体は数年前からあったにもかかわらず、まだ検索の主流になっていないという事実は、いかに課題が大きいかを示唆している。それでもグーグル、ヤフー、アメリカオンライン、マイクロソフトその他の中小企業はこの技術に投資しており、グーグルはこの種の技術を開発した小さな新興企業を2社買収した。ヤフーは自社開発技術を先月発表している。
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