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(回答先: こんな場合は・・・・? 投稿者 そこらのおばさん 日時 2004 年 4 月 20 日 15:32:04)
初めまして。いきなりお邪魔してスミマセン。この例え話に少々違和感を感じたので
失礼かと思いましたが、私の解釈を書き込ませていただきます。
この例えに出てくる設定をイメージすると
「水嵩が増した急流」=「イラク」
「その地方に警報を出した気象台」=「政府」
「急流に流されている子犬」=「イラク国民」
「溺れている子供」=「イラクで人質になった日本人3人」
「救助のために川に飛び込んだ通行人」=「あとから人質になった2人」
「警察、消防、レスキュー、などの救助隊」=「政府、外務省」
「民間の救助ヘリ」=「チャーター機やその他、救助に協力した民間」
自衛隊は川の決壊に備えて、あちこちで土嚢を積んでいるのでしょう。
私にはこう見えます。この場合だと「警察、レスキュー、救助ヘリ等」の出動は、溺
れている子供が発見された後で、通行人が飛び込む前です。
以上のように想定して、この事件に関しての原因と責任はどこにあるか考えてみます。
この場合、川の水嵩が増したのは降り続く雨(続く混乱・紛争状態)が原因で、子供
が溺れたのは、そんな川(国)に近づいて、足を滑らせた?(拉致された)為だと思
われます。
今年になってからも13度もイラクからの退避勧告が出ていたように、この地方には
大雨警報や洪水警報もさんざん出ていたでしょう。もしかしたら避難勧告まで出され
ていたかも知れませんね。
通行人は、警察やレスキューが「危ないから下がってください」と言っているにも関
わらず、子供の姿が見えたか見えないかはともかく“無謀にも飛び込んだ”様に見え
ます。
穿った見方をすれば、子供が溺れている映像と、あまりにも急流でなかなか手が出せ
ないでいる救助隊と、そんな救助隊を罵る親の映像をマスコミに売ろうとして、ビデ
オ撮影していたら、足を滑らせて流されたようにも見えます。
この状況で、自衛隊や救助ヘリが子供と通行人の捜索にあたったとしたら、その費用
は、子供の親と、通行人本人かその家族に請求するんじゃないでしょうか?(実際の
請求は、公以外の民間の救助ヘリ出動料金等くらいでしょうが)
子供が急流に近づいた理由として、「子犬が溺れていたので助けようとした」のなら、
その子が優しかったからなんでしょう。
「水嵩が増した川が面白かった、興味があった、川の中の生き物が気になった」のな
らバカだと思いながらも子供の探求心の為したもの、と考えるかも知れません。
では、子供の親は、雨が続いているときに、川の水嵩が増していることを考えもしな
かったのでしょうか?
こういう時には「川には絶対近づくな」と教えていなかったのでしょうか?言ってい
ることを理解できないような幼い子供なら、なぜ目を離していたのでしょうか?
感情を抜きにして、責任は子供自身(年齢による)とその親、それと通行人にありま
せんか?
1.少しの雨でダムが決壊して、下流地域が流されたのなら、工事を発注した国(自
治体)と請け負った建設会社に責任があるでしょう。
2.警報も何も出ていなかったのなら、あるいは自治体の責任かも知れませんね。
(個々に状況判断が出来ない、ずっと上流だけでの雨など)
3.自治体も個人も予想し得ないような鉄砲水や、急な大雨が原因なら、それは不運
です。
4.避難しようと玄関を開ければ、既に決壊した川が目の前にあったのも、不運かも。
避難勧告が遅かったのなら、それは別ですが。
上記の1〜4のような状況で溺れたのなら、その子供や親に「自己責任だろ!」なん
て言う人はいないと思います。また溺れたのが幼い子供であれば、親には言っても、
子供にまでは言いませんよね。
今回の事件は、「退避勧告は出ていた」「イラク入りは自由意思」「バクダッド周辺
の状態は報道されていた」「事件に巻き込まれる可能性は想像できた」「人質になっ
たのは子供ではなく、30代の立派な大人」「18歳の少年の家族はイラク入りを止
めなかった」「既にイラク国内にいたのではなく、わざわざイラクに入国した」「イ
ラクは玄関先ではない」等々の状況の中で起こったことです。
外務省職員にヒステリックに叫んでいる家族の映像を見て、そしてその責任は誰にあ
るのか冷静に考えたとき、批判は至極妥当に思えます。違いますか?
個人レベルなら感情的なものも大目に見られても、こと自治体や国家レベルになった
場合は感情論で動いてはいけないと思います。その点、今回の政府の対応は評価でき
ると思いますが如何でしょう?
多少無理があるとは思うものの、「そこらのおばさん」さんの例え話を元に、私の解
釈を述べさせていただきました。すごく長くなってスミマセン。