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(回答先: Re: 「イノセンス」が描きたかったもの 投稿者 まっくす 日時 2004 年 4 月 20 日 00:02:15)
レスありがとうございます。
あくまで私の視点での発言ですのでお気を悪くなさらぬ様お願い致します。
そうですねぇ、多くの映画の中で語られる哲学はいつも何かを越えられそうで
超えられない。魂や愛を語ります。非常に重要なテーマです。
しかし、多くの作品では、魂を否定するとかになるとあまりにも安易に
危ない存在となる。またかといった感じで即答。もしくはその方向へ陽動され
その背後の感情も人間の本質も語られないまま美化される。
もうお腹いっぱいなわけですよ。
それを最初に打破しかけたのが、攻殻でありマトリックスであり、その他のSFなのでしょう。
しかし、攻殻も、銃夢もまだ肉体にこだわってる。イノセンス、実はまだ観てないのですが、
キャッチフレーズかなんかで、「あなたは脳だけで人を愛せますか?」とかなんとか
言ってたと思いますが、あぁ、またかと思いました。(間違ってたらごめんなさい)
しかし、インナートリガーでは、脳さえも遺伝子さえも拘らない。あるのはデータだけ。
符号だけ。数値だけ、恐らくは愛さえも。
しかし、人間はきまって即座に否定してしまいます。(生命を冒涜しているとか言った類で)
よく考えもせず只何となく危ないと言う理由で。冷めた目で見れないのですね。
むしろ私は生命の事を深く考えていける窓口になると思うのですが。
私は攻殻という作品が大好きなのですよ。おそらくあなた以上にね。士郎作品も。士郎を
継げる作家はもう出ないと思ってました。(私は手塚とか横山のたぐいには興味が無い)
しかし、ついに出たかなって感じです。インナートリガーにも、作者の射動遥にも、士郎と
同じ匂い、同じ感性を感じるのです。銃夢の匂いもしますね。
只前にも書きましたが、私の知る限りまだ一話しか出てないのですよ。今後はどうなるのか
わかりませんし、一話だけでは解らないかも知れません、私は「何か」を感じましたが…
映画「6デイ」のようにおちゃらけにはならないで欲しいです。「6デイ」はクローンなんて
こんな物だ、生命を冒涜していると言う方向へ誘導する作為を感じますね。
最後に、毎日新聞社の作品紹介キャッチはイマイチですね。(まぁあれはあれでいいのかな?)
作者のHPの説明の方が良かったです。