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米大統領 入植地の存続容認 イスラエル首相と会談
【ワシントン14日青木忠興】
ブッシュ米大統領は十四日、イスラエルのシャロン首相とホワイトハウスで会談した。会談後、首相とともに記者会見した大統領は「イスラエルの撤退計画を歓迎する」と述べ、首相が提案しているパレスチナのガザ地区から入植者と軍を撤退させる計画を支持すると表明した。また、ヨルダン川西岸地区にある一部入植地の存続も容認した。
西岸地区を含めた入植地の全面撤退や難民帰還を求めるパレスチナ側は、全面撤退を盛り込んだ新和平案(ロードマップ)を破たんさせると反発している。イスラム原理主義組織ハマスの創設者ヤシン師の殺害に続き、大統領がイスラエル寄りの姿勢を鮮明にしたことは、事実上破たんしているパレスチナ和平の再構築を一層困難にするとみられる。
大統領は会見で「現実は大きく変わった。西岸地区に多くの入植者がいる事実を和平政策に反映させるべきだ」として、米国主導の新和平案を事実上修正、シャロン政権が進める入植地の固定化を追認した。ただ、最終的な結論は「両者の交渉を待たねばならない」とも述べ、パレスチナ側の対応を促した。
イスラエルは西岸地区に分離壁を建設するなど、入植地の治安対策を強化している。首相は「撤退計画はイスラエルの安全と経済を改善する。対パレスチナ交渉の条件も整う」と述べ、米国の支持を背景に計画を推進する考えを明確にした。
しかし、パレスチナ自治政府のクレイ首相は「ブッシュ大統領はパレスチナ領への入植を認めた初めての大統領だ。受け入れられない」と、撤退計画を拒否。別の閣僚も「この計画はテキサス(米国)の一部を中国に与えるようなものだ」と強く反発している。(西日本新聞)
[4月16日2時19分更新
TITLE:Yahoo!ニュース - 海外 - 西日本新聞
DATE:2004/04/18 16:42
URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000012-nnp-int