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惑星誕生の現場とらえる
ぎょしゃ座AB星周囲にあるガスとちりでできた渦巻き状の円盤。AB星から出る赤外線が反射して輝いている。AB星は、円形のマスクで隠されこの画像では見えない
国立天文台提供
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惑星誕生の現場とらえる すばる、ガスが渦巻き状に
宇宙のガスとちりでできた円盤が、星の周囲で渦巻き状になっている様子をとらえることに、ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡が初めて成功、19日、画像が公開された。
この渦巻き状の円盤からは、木星型のガス惑星が短時間で誕生する可能性があるとみられており、同天文台は「惑星の形成過程を考える上で大きな成果だ」としている。
渦巻き円盤がとらえられたのは、約470光年離れたぎょしゃ座AB星。すばる望遠鏡に明るい中心星を隠す特殊な観測装置と、大気による星像の乱れをリアルタイムで補正する装置を使い生まれて約400万年の若い星を観測した。
天文台によると、惑星の形成過程の理論では、ガスとちりが均一に集まった単純な構造の円盤からは、地球のような岩石でできた惑星ができるものの、ガス惑星は誕生しにくいと考えられていた。しかし、こうした渦巻き状の円盤は、見つかっていなかった。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MNP&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2004041901002471