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先日デビッド=ボウイのコンサートへいってきました。いやア、感激しました。もうすぐ60の57才ですが、若い若い。往年のヒット曲もやってくれましたが、全体としてシンプルロックに回帰してます。もう40年もロックやってんですよ、40年。彼の声の強さ、よさは申し分ないですが音楽性の高さは圧倒的で20世紀ロックに影響を与え続け、リードしてきたことは間違いない。今のアフガニスタン・イラクをみているとアングロサクソンこの野郎!と思うのですが、悔しいかな、彼のこの偉大な音楽水準を前にして、敬意を払わざるをえず、これはこれで脱帽ですね。堂々とまた朗々と歌い上げるわけです。彼は曲の合間のおしゃべりは漫談なみにおもろくて、funny,funny。若い頃のこだわりが抜けているそうで、シンプルな考えになっている、と。着ているものもフツーのジーンズっぽいもの。ロックミュージックのカッコ良さ、また、ロックというものが英米のアングロサクソンの者なんだなあって、あらためて思いましたね。フランス人ドイツ人にはとても属さない。日本人もロックに食らいついて着ましたが、日本のロックはいい悪いは別にして、英米のそれとは似て非なるものでしょうね。言葉の問題もあるのでしょうが、あのシャープでドライな感じはやはりどうしても出せない。日本のロックの底流には謡曲、浪曲、民謡の流れをどこかに感じてしまう。味噌汁くさいというか。日本人の心が本来まろやかなことと関係があるんでしょうか。ロックの持つある種の攻撃性・破壊性はアングロソサクソン固有のものかもしれません。ただ残念なことはこれほど影響力のある音楽家が、その攻撃性・破壊性を使って、昨今の米英の首脳の動きを批判する反戦歌のようなもの、特に彼の国のブレアを批判する歌を作って状況に訴えてくれれば、と思うのですが、まったくそういうことはやっていないのです。それをやっては芸能界(テレビやコンサート市場)から干されると考えているとしか思えないです。つまり、タブーですね。彼がブレアを徹底してこき下ろす歌を歌えば絶対、社会的にも強い影響力を与えることができるのですがねえ。残念。ところでボウイ、盟友フレディーマーキュリーにオマージュを捧げて一曲うたいましたが、確かに彼の死の惜しさといったらないです。クイーン、これは凄かった。
先日ディープ=パープルも行ったんですが、こちらも音楽性には脱帽。ロンドン交響と競演することが非常に多いほど。オリジナルメンバーはボーカルのイアン=ギランのみですが、彼は腹のでたオヤジ風になっていて、その点ボウイとは違っていて残念。
この金曜日はテンプテーションズを行く予定だったんですがこれは、多忙にて行けず。残念です。
最近、イラクの人質事件、ファルージャ問題などで、阿修羅常連が痛々しいぐらいに真剣問題に当たろうとしています。私など敬意を捧げるほないのですが、毎日何時間もコンピュータ画面に向かい腹を立てたりいらだちながら一日を暮らすのですから、あっしらさん竹中さんなど、精神に異常化が起きるとしてもおかしくないです。忙中閑ありで、時にはインターネットを離れ、松任谷由美とか北島三郎とかのコンサートなんかに出かけてみてはいかがでしょうか。いったん休みを入れてもいいのでは、なんて余計なことを思います。
それから、他国人に侵略されている国の人々が侵略している外国人に抵抗しているとき、侵略国側がその国で抵抗しているそれらの人々のことを「テロリスト」呼ばわりすることがいかに倒錯していることか、考えるべきです。パレスチナやイラクで侵略者に抵抗しているのを、侵略者に「テロリスト」呼ばわりされる理由は金輪際ないです。日本政府も、イラクで独立を回復しようとしている人たちを「テロリスト」とレッテルを貼って米英イと並んで言論操作に加担しています。
加害者は自に正義、被害者にあ悪のレッテルを貼っている。これは事実を倒錯させる言論誘導ですよね。日本のメディアもこの大合唱に参加していますが、阿修羅言論人のあっしらさんまで、邦人を人質に取った人々をこの合唱隊に入って「テロリスト」と歌い上げて平気なのですから、パワーエリートとメディアの言論操作というものがいかに強力かと思いますね。
もう一度いいますが、「テロに屈するな」というフレーズは、一見理屈が通っているように見えて、被害者が悪で、加害者が善=正義であるという倒錯を人々に巧みに刷り込むプロパガンダだってことをよく考えたほうがいですね。いつの間にかイラクに侵略している日本政府が,善=正当で,被害者側のことを思ってイラクに乗り込んだ善良な日本人が、「馬鹿」=「不当」、という刷り込みを入れられていることに警戒しなければなりません。
いいですか。米英イと日本政府とそのメディア、すべて、真実を倒錯させて、善を悪に、不正義を正義に塗り替えているのです。「米英イ日政府 ないしその同盟国政府(および日本メディアでは読売・産経)=絶対善」、「これに反対するもの=絶対悪=テロリスト、愚か者、不届き者、敵」こういう刷り込みを狙っているわけ。ブッシュ大統領は、911直後、「アメリカ政府に味方するのかしないのか、味方しないものはテロリストだ、殲滅に値する」と宣明しているよね。アメリカ政府に反対する者、批判をする者は先制攻撃による殲滅対象である、とのドクトリンを出しているね。これが例の愛国者法の価値構造。
善を悪、悪を善と倒錯したレッテルを貼るのが、ジョージ=オーウエル『1984』で描写される,世界政府に統一された世界の特徴だったね。でこの作品が、いわゆるNWOのイメージ的支柱なんだよね。
いいかい、パレスチナ・イラクは被害者であり、侵略されている側、自由を奪われ、独立を回復しようとしている側、という正しい事実的認識を阿修羅界は忘れちゃダメだよ。
日本政府は必死に言論封鎖・言論誘導しているよ。大衆は、戦前のように、政府が正しく、そして頼るべき唯一の存在であリ、それを批判するものは間違いで狂っている、というように急速に洗脳されつつあるんだ。