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外務大臣の記者会見に異議あり。
イラクで拉致された三人が解放されたことは、ともかくよかった。
(あと二人残っているけれど)
ここに至るまで、現実には何もできず、何もわかっていない人々が、「命を最
優先に」とか、「全力を尽くして」とか、「情報が錯綜して」とか、実体のな
い空疎な言葉を吐き続けていた。
人間は非常時には本音が出るというけれど、今回の事件はまさにその典型で、
時間の経過の中で、日本政府の無責任、無能力、無感覚な姿勢がはっきりと浮
かび上がってきた。
今夜、人質解放が海外のテレビから伝えられ、三人の身柄引取りに直接かかわっ
た師の状況説明が日本でも放送された後の夜10時過ぎ、日本の外務大臣が記者
会見をした。
この大臣は、現地の日本大使館が直接に身柄引き取りに関与したとでもいうよ
うな言い回しをして、記者にやんわりと追い詰められ、いつものごとく「詳細
を申し上げるわけにはいかない」との常套句で逃げていた。なんと性根の腐っ
た人なのであろうか。無能政権の一員としてはふさわしいのかもしれないが、
日本のためには害悪である。
われわれはすでに解放の経過を知ってしまっていたのだ。仲立ちの労をとって
くれた宗教関係者にまず礼を述べるのが、常識をわきまえた人間の態度であろ
う。それを脇において、手柄を自分たちの側に引き寄せようとした姑息なあの
言動は、今の日本政府の置かれた状況を象徴しているのだろう。首相の判断の
失敗、無能の故とはいえ、なんとも情けないことである。
それにしても幸いに、まったく幸いに、とりあえず三人が開放されたことを喜
びたい。