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9・11の前月、大統領に注意喚起報告 機密メモ公表
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米ホワイトハウスは10日、同時多発テロの約1カ月前の01年8月6日に、ブッシュ大統領に提出された日報メモを機密解除して公表した。「テロ組織アルカイダが、米国内でハイジャックなどのテロを狙っている」と注意を喚起している。「同時多発テロの事前情報はなかった」というブッシュ政権側の従来の説明との整合性が問われそうだ。
メモは1ページ半。米中央情報局(CIA)が、大統領に提出する日報として作成した。表題は「ビンラディンは米国内での攻撃を決意した」というもので、欄外には閲覧先として「大統領のみ」の表記がある。
過去数年、アルカイダのメンバーが米国内に移住したり、旅行したりしていることを挙げ、「米国市民も含むこのグループが、攻撃の支援体制を維持しているのは明らかだ」と分析している。
「驚くべき脅威の情報はない」と前置きしつつも、「ハイジャックやその他の攻撃の準備と思われる疑わしい活動が米国内で見られる」と指摘。アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン氏との関連が疑われる動きについて、米連邦捜査局(FBI)が約70種類の捜査を進めていることを報告している。
この年の5月、アラブ首長国連邦にある米国大使館に「ビンラディンが米国内で爆発的なテロを計画している」との情報提供があり、CIAとFBIが捜査している事実も盛り込まれている。
同時多発テロが防げなかった理由を調べている独立調査委員会の8日の公聴会に出席したライス大統領補佐官は、「日報メモの内容は過去の話ばかりだった」と証言した。しかし、公表されたメモには最新の捜査状況に関する記述も含まれており、証言との矛盾が指摘されそうだ。
ただ、ホワイトハウス側は10日、▽米国内のアルカイダ関係者の存在は情報当局者の間では有名な話だった▽「ハイジャック」とは旅客機を武器に使うという意味ではなかった▽「爆発的なテロ」は日時も場所も特定されていなかったと述べ、「9・11テロに結びつくものは何もない」などと釈明した。
日報メモが機密解除されるのは極めて異例な措置だが、原文がそのまま公表されたわけではない。独立調査委員会からの要請を受け、外国情報機関の固有名詞が計4カ所黒く塗りつぶされた。 (04/12 03:49)
http://www.asahi.com/international/update/0412/004.html