「８６歳のホームページ」
（日本と（おそらく）世界で最高齢の方の主催するホームページ）

http://homepage1.nifty.com/zpe60314/index.htm

現在８６歳である渡辺さんという方がご自分のホームページをお持ちで（上がそのURL）、ここに、歴史の生き証人としての経験談が詳しく書き込まれております。東京下町がご実家だった渡辺さんの、東京大震災のご自身の被災の模様、２２６事件を直近で目撃されたご経験、徴兵から中国戦線へ駆り出され戦地を生き抜き、玉音放送を内地で聞かれた際のご経験。または、戦前の東京下町の平時の浅草の様子、ご覧になっていた映画などのお話など、実に貴重な経験談が記録として発表されております。戦争をまったく知らない世代で、大正・昭和初期の東京下町の風情がどんなに情緒あふれるものだったかを知らない私のような人間にとって、これほど、貴重な経験談に接することはありません。どの項目の記事を読んでもたいへん勉強になります。
　　２０世紀前半の激しい時代の世界と日本を生き抜かれた渡辺さん、および、これほど詳細に記録を、インターネットを通じて万人に残してくださった渡辺さんに深い敬意と感謝の念を捧げるものです。よくぞここまで生きてくださいました。そして、勇を鼓して、甚大なエネルギーをかけてこの記録と発表作業の労をお取りになった渡辺さんにねぎらいの気持ちを捧げたい気持ちで一杯です。阿修羅の同志の皆さん、ぜひ彼のこの記録をすべてを読んで味わってみませんか？皆様と共有し互いに学んで生きたいと思っております。渡辺さんはまだご健康の様子で、ご自身の掲示板をお持ちですから、この歴史の生き証人から、明治・大正・昭和の日本のことを訪ねて見る必要があると思います。われわれはこうした生き証人、特に（中曽根氏や瀬島竜三のような特権階層でなく）庶民階層の生き証人の生々しい発言・記録を大切に扱う必要があると思うのです。
　今、表現の自由が着実に狭められ，海外に軍事組織を派遣し、旧憲法への価値回帰を目指す憲法改正の流れが引き起こされている今日の状況を考える上で、こうした庶民の生々しい記録は、値千金だと思います。われわれ日本の近代化の過程、および２０世紀とはなんだったのか。われわれは何を学び何を未だ学んでおらず、あるいはいったん学んだつもりのことを忘却しようとしているのは何なのか。中曽根・ナベツネなどのタクラミとは何なのか。米英パワーエリートの強制する新自由主義と心中せんとする彼らは、具体的にはわれわれをどのようにしてその渦に引きずり込もうとしているのか、嵌（ハ）めようとしているのか。彼らは現在の日本にとって一体何者なのか。こうしたことを、このホームページの主催者の記録から考えをめぐらそうではありませんか。皆様のレスポンスお待ちしています。

私たちが８６歳になっても、つまり今から６０年後・５０年後・４０年後・３０年後・２０年後になっても、この方のように、インターネット上の出版活動が可能であることの見本を見せて下さっており、非常に勇気付けられるもので、この点でも、この方に深い敬意と感謝を捧げる者であります。たとえば、われわれにとってはたとえば、あっしらさんの言論活動が阿修羅内外で今後３０年から４０年は楽しめる可能性があるということでもあるわけです。そんな素敵なことってないとおもいません？阿修羅常連さんが、４０年ぐらいはここで会い集えるということなんですね。これって怖い（笑）。竹中さんにはせめて喘息を治していただいて長生きしていただかないと困るのですが（笑）。愚民党さんは酒をつつしんでいただき、そのおそろしくシャープな身体性あふれる切り口を４０年後も拝読したいですね。木村さんの憎まれ口もあと２０年以上聞けるのかあ！？でも現在８６歳の渡辺さんから言わせればそんなの簡単だ、養生しさえすればできる！と勇気づけてくださると思うんですよ。個人で日本全国・世界全体に対しメッセージを即時発信することができる、出版することができりインターネットというのはほんとに素晴らしいもので、この可能性をさらに探りながら徹底して、このメディアを皮膚化して活用することを実行すべきと思いますね。８６歳の渡辺さんが子供の頃、当時の８６歳の方が、ご自分の情報を日本全体や世界に向けて発表するなどということは、ありえなかった。今はこれができるようになったわけです。これまでの日本人の感覚は捨て、刷新しなければなりませんね。

今世界は日本は、想像を超えるほどの歴史的転換点に立っています。かつて遭遇したことがないスケールで乗るか反るかという状態に突入しています。８６歳の渡辺さんから過去を学び、そして彼と連帯し、彼を引継ぎ、彼を超えて新しい時代を創出していこうではありませんか。

渡辺さん、本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます。

（阿修羅管理人さんにはこの方のホームページをリンクしてくださればいいナなんて思っています。阿修羅全体が勇気がでるのではないでしょうか？渡辺さんに阿修羅顧問になってくださらないかしら、なんて。）

氏の尋常小学校授業の思い出
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/jinjyo7.htm

氏の６歳時の関東大震災の経験談：
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/sed.htm

氏の中学卒業時の226事件の目撃談：
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/sed.htm

氏の戦争編：
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/senso1bu.htm

慰問：（泣かせます）
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/imonbun.htm

氏の玉音放送から一週間のドキュメント：
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/sed4.htm

氏の映画演劇小史：
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/eigaengeki.htm

昔なつかし町の風景：
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/sedaifuyobi.htm

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