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ファンタジーRPGゲームと、現在の状況との類似性、これを感じるんです。
ファンタジーRPGゲームは、コンピュータという自由度の高い素材の上で、動的な世界を表現できるんですね。
今は、なきPC9801のソフトで、エルフのドラゴンナイト4(1994)というのがあったのですが、あれは良かったですね。
まず、ストーリーは、最初魔界の逸話から始まります。そこで、地上の勇者である、「タケル」を征伐せよ、となるんですね。
ストーリー自体にも、わびさびがあって、今にして思えば、奥深かった。
魔界と地上の対決とか、神と人間の対立とか、ゲームの素材になるんですが、あれは、古典を参考にして作っていると一般には言われているんですけど、むしろ、この現実世界の現状を反映した結果のように思えてきたのです。
魔界・神→支配層
地上・人間→庶民
忙しいのに、ゲームやってて我ながら、アホらしかったんですが、(なんだかメッセージ性を感じてしまいまして)吸い込まれていってしまった、原因は、ファンタジーを装いながら、現実を鋭く風刺していた点だったのだなぁと思いました。この頃は、こういう高度な風刺とか暗喩とかを含んだ作品が、少なくなってきましたね。もっというなら、創作物全般から。ほんとに、さみしーねー。(原因は、コンピュータ画面のリアル化と、プログラミングモデルのEvent driven化と、人材枯渇だろう。ソフト業界ほど、過酷で理不尽な業界として有数ですからね。)