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(回答先: 禁断の木の実の意味 投稿者 膝枕 日時 2004 年 4 月 28 日 10:59:56)
知恵の実というのは、神の試練の一つでしょう。(病気とかを使うこともあります)。
「信仰」と「知恵」にはさまれた存在である人間が、後者を選ぶときには呪われるという警告も含まれている、「知恵」の悪魔性を示す意味もある逸話なのかもしれません。(これはキリスト教においてキリストが「純粋」な子供を称えたのに対し、後にフロイトなどの悪魔教が子供の心の醜さを強調宣伝したこととも対応しているともいえます)
神と人との契約において神の側のみがこのような試練を行うのは不公平だ、と考え勝ちですが、その不公平さにこそ神の人に対する優位性が表されているともいうことができます。
参考文献(もちろん聖書は全巻読んだと仮定しての参照文献です):
キリスト教とか素人などには神の属性を「愛」に限定しがちな傾向がありますが、 中世ユダヤの文献 とかを見ますと神の愛や畏れ・恐怖・怒りに関する考察が山ほどありますので、そういうものを見れば参考になると思います。(日本語でその種の本がどの程度あるかは不明ですが、欧州旅行とかすれば買い込むことができます)
また、この世を想像した神についての考察は、中世のAlbi派とかの異端の説明書に詳しいと思います。ただしこれらは悪魔教ですので、影響されないように注意してください。