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(回答先: しばし憲法談義は傍らに置いて 投稿者 如往 日時 2004 年 2 月 12 日 10:40:45)
如往さん。レスありがとうございます。
また、私にも理解できる範囲での語彙を選ばれた上で、文章をわざわざ丁寧につづってご指摘いただいたことが痛いほど伝わります。ありがとうございます。
<「成り立ち」の意味に関して説明をなされなかったために、傍観者Aさんような曲解ないしは無用な誤解を生んでしまったのではないかと感じました。>
「日本という国グランドデザインはイギリスが作った」という今までの私の主張及び「大柄な」といった言葉で説明したつもりになっていたのですが、読み手には何のことかわかりませんよね。数日たって今読み返してやっと分かりました。反省しております。
<それでも彼等を利用しようと画策する背後の勢力の鍔迫り合いといったものはどんな状況にあるのでしょうか。>
この手のことは、私はサラリーマンなのでよくわかりません。
<これから天皇家を中心にした政治状況が繋がっていくような脈絡があるとは想定し難いのですが>
今まで自分が生きてきた戦後をイメージしながら考えるとそう考えるのが自然ですが、これから日本が叩き込まれる状況を思い浮かべるとすると、そうはいかないのではないでしょうか?
逆に如往さんに質問させてください。
仮に自分が「日本を管理運営するCIA現場最高責任者」に就任したと仮定して、国務省の上司から「今後の日本におけるアメリカの国益の長期的確保という観点から、現在の状況を踏まえ、これからの日本の天皇制のあり方および皇室の管理・運営のあり方について、要点をレポート用紙2枚くらいで提出せよ」と言われたらどんなことを書かれます?
<さて、お時間の許す限りで結構ですので、今現在の英国から見る日本あるいは英国人による日本のパワー・エリートの評価についての談義等、これからも期待しています。>
私の生活している範囲では、日本のパワーエリートが、こちらのパワーエリートからどう見られているのか、は分かりません。
金融の世界での両国の偉いさん同士のやり取りや国際会議出席者の振る舞い等の場面から類推すると、イメージでいえば月並みですが「大人と子供」「高いところからものごとを眺めている人と狭い窓から世界を眺めている人」「曲りなりにも話合いを成立させるには、レベルの高いほうが低い方へ合わせるしかない(カラオケのキーを二段階ぐらい下げてあげてデュエットを歌ってあげる)実態」「東京で一般紙を読んでいる人と県単位の田舎の地方新聞だけを読んでいる人の間で起こる会話のズレ(それでも東京の人は表面上は田舎の人を馬鹿にしたりはしないはず)」といった構図が当てはまるように思います。
ときどき条約の下準備作業の会議にロンドンに来る学者や実務家の方々が来られて、国際会議での日本人の振る舞いについて話すことがあるのですが、「いずこもおなじだなあ〜」という感想を持ちますので、どの業界(経済界・政官界・学界)も似たり寄ったりなのではないでしょうか。
特に政治家ってどうやってコミュニケーションをとるのでしょうか。G7のときなどどうしているのかな。
(そういう私ももちろん会議では「オシ(あとからペーパー頂戴ネ)」、パーティでは「壁のシミ」、から毛の生えた程度です。)
但し、「壁のシミ」の立場から見ても、
イギリスの偉いさんが、日本のエライサンにまるで子供をあやすような話振りで話し掛ける様を見かけるのは腹が立ちますし、そうやって話し掛けられていること自体(場の雰囲気や自分の置かれている立場)が理解できていない日本人のエライサンにも腹が立ちます。(おまえ少しは勉強せーよと突っ込みたくなります。
(でもそうやって、たどたどしく反す内容の経済上の数字の桁が日本の場合一桁ぐらい他の国より大きいのが普通ですから、それまで日本をあまり知らない人間からみれば「いったい日本人ってどんな国なんだ?」という目で見られてしまうように思います。)
ところが日本に帰れば、「日本代表団は会議の場で堂々と日本の立場を主張した」とかいう報告に化けちゃっているですから、、、、。
こんな言い方をするとまた誤解を受けそうですが、伊藤博文がヨーロッパのどこかの国の女王に謁見した際に「ボクちゃん、お菓子をあげましょう。」と言われたというエピソードは、あながち身長や容姿だけのことではない象徴的な出来事だったのではないか、と思うことがあります。