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(回答先: 「国家の権威」と「教育者の権威」は同じことか? 投稿者 たけ(tk) 日時 2004 年 1 月 30 日 17:59:56)
私も「尊敬できる先生」が何人かいて、卒業後も年賀状にかこつけて相談したり、叱ってもらいたくて遊びに行ったりしています。
でも私がその先生を尊敬してるのは東大出だからではありません。
頭が良いから、教え方が上手だから、では無いのです。
知識だけではない、知識の「使い方」。
或いは知識を使いこなすために必要な根本的な物の考え方。自分が直面する「世界」に対する姿勢。
(哲学じゃありませんよ。「哲学」と名前をつけてしまうと、それは単なる記号になって死んでしまう。)
それらが土台になっていないと、「知識」はただの「記号のゲーム」でしかない。
頑固親父もいるし、ひたすらお調子者の先生もいる。でも私から見ればちゃんと「土台」を持っている人達です。
この話はこの辺で置いておくとして。
国歌斉唱を違憲だと叫んでいる先生達は、本人は大真面目だと思いますが、私にはただ知識を弄んでいるようにしか見えない。
大人社会の権威としての儀礼を否定して成人式で暴れているトッポイ兄ちゃん達や、
「門限があるなんておかしい。自分達にだって、もっと自由があっていいはずだ」
と、深夜の繁華街で遊んでいる小・中学生と同じじゃないか。
そう思います。
ずいぶん昔ですが、観光旅行で中国に行ったことがあります。
現地のレストランで昼食になった時のこと、「日本人の団体が来た!」と、店内のブラスバンドが予定を変更して何曲か日本の曲を演奏してくれました。
「何かリクエストは?」と聞かれてツアー客の一人が、
「では、中国の国歌を御願いします」
と答えると、
「・・・申し訳ありませんが、私達にとって国歌は非常に大切なもので、正式な儀式・儀礼でなければ演奏することは出来ません。ご了承下さい」
と、店のオーナーに丁重に断られてしまいました。
でもこれは中国だけが特別なのではありません。国家の権威を表すシンボルとしての、国旗や国歌に対する態度は世界中のどこに行っても同じです。
国歌斉唱を強制するのは違憲だと叫ぶ先生達は、そうした、基本的な知識を知らないように思います。
学ぶ機会が無かったのでしょうか。
それとも、「国家の権威を否定する事は正しいことなんだ」と学ばれたのでしょうか。
私には分かりません。