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(回答先: Re: 経験論的に、『「イワンの馬鹿戦略」が生き残るだろう、』とは参りました。 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 1 月 24 日 23:01:27)
「相互信頼こそが、長期的に考えればもっとも安定的な生き残り戦略」
支配者層は、この事を良く理解している一方で、下々の者にはお互い裏切らせようとたくらんでいる、そのことの意味をゲーム理論は数学的に説明してくれたということなんですね。
ゲーム理論で、長期反復ゲーム(プラス一定の点数獲得ルール)の中で最強なのは「しっぺ返し戦略」と何かで読んだことがあります。
私が使った「イワンの馬鹿戦法」という定義を含めて混乱があるといけないので、私なりのイメージを再度説明させていただきます。(なんか勝手に誤解されて買いかぶられているような気がする。私自身深く考えていっているわけではありませんので念のため。)
1.私の感覚では、(少なくとも金融の世界では)日本は、海外とのプレーヤーとの間でしっかりとしっぺ返し戦略を実行できているとは思えません。
まず、相手(欧米)に裏切りのカードを出されても、それが裏切りのカードだってことに気付くのにしばらく時間がかかる。
その次に自分側の損害がどの程度なのかを見積もることが出来ない。そのため、仕返しをしようにもどの程度の仕返しのカードを出していいかわからない、というのが、日本人プレーヤーの代表的な姿のような気がします。(しっぺ返し戦略では、やられた分相当をそのままやり返すのがポイントだと理解しています。)
2.イワンも「自分が騙されようとしている」ということが分かっていない、という意味では今の日本人にも一脈通じるところがあるような気がしていまが、それ以前の問題としてそもそもヨーロッパ人が設定したゲームのルール自体が分かっていない、という悲しい状況があります。
ところが、まれに自分が騙されているとの自覚もないままに、ひたすら虚仮の一念で信頼できる者達とだけで物事に取り組んでいるうちに、相手が何ならかの理由で自らこけてしまい、知らず知らずのうちに勝っている事があります。
一方で、仮に自分が騙されているということに薄々気が付いても「まさか自分があの人に騙されているなんて」と考えてしまい、すばやく次の行動に移りません。仮にその後自分が本当に騙されていることが分かったときは、その取引先から離れてしまう、ということになります。
ジャックどんどんさんの言われる「イワンの馬鹿戦略」とはどのようなものをいうのでしょうか?
イメージや定義と異なる部分があれば、どうぞお好きなように変えていただいて、面白い投稿載せてください。