まずは、当時の情勢から(第二次世界大戦初期です）

《・・・・・状況が絶望的と見て、アメリカはフランスを見捨て、派兵どころか対独宣戦布告もせず、物資をイギリスに補給するにとどまった。
　イギリス軍は海峡に面したダンケルクまで追い詰められ、船を連ね辛うじてイギリス本国に引き上げた。
　ヒトラーは、ドイツ軍の追撃を停止させた.国会においてヒトラーは語った。「我々は海洋大国イギリスを破壊するどころか傷つけようとさえ思っていない。独英のあいだに戦争を続けネバならない理由はない」しかし、ヨーロッパに強大な支配国家ができることは、イギリスの国益に反するとして、チャーチルは、さしのべられたヒトラーの手をはねのけた。

　ドイツが西部戦線に戦力を集中しているあいだに、その背後でソビエト･ロシアはエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国を併合し更には、ルーマニア侵攻、北部油田地帯の一部を割譲させた。独ソの協定はすでに破られていた。

機をうかがっていたムッソリーニが、フランスに宣戦布告した.イタリアの参戦は、ドイツにとって迷惑以外のなにものでもなかった.たちまち、ドイツ国内にジョークが広まった。

「総統閣下、イタリアが参戦しました。」
　
『ただちに、三個師団送ってイタリア軍を撃滅せよ。』

「いえ、イタリアは、フランスに対して宣戦布告したのであります。」

『くそッ。それでは六個師団送ってイタリアを護ってやらなくてはならんではないか。』

六月十四日、ドイツ軍はパリに無血入城し、シャンゼリゼ大通りを進軍した。・・・・・・》　

以上、大笑いするか、「不謹慎な！」と怒るか、それは読者のご自由に。
　

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• 面白いですな。 まつなが 2004/1/10 22:51:18 (1)
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