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デーヴィッド・アイク、マトリックスの子供たち(2)
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投稿者 愛久 日時 2004 年 1 月 05 日 13:57:03:TajVyDOmXA31A
 

David Icke, Children of the Matrix


第一章 囚人の誕生まで To the prison born

間違って、自分が自由だと思っている人ほど、奴隷になっている人はいない。
  ゲーテ

 少数の者が人類を一つの集団として支配し命令しようと望む時、決まった正しい場所にあるべき、ある鍵となる構造が存在する。個人、家族、種族、都市、国々、大陸、地球をだまそうとする時も同じことだ。

 第一に、「正常」を設定しなければならない。何が正しくまた誤りか、できるかできないか、正気か狂気か、善か悪かという、「正常」を設定しなければならない。ほとんどの人は、メーメー鳴く羊のような精神性故に、疑問を持たずにこの正常に従う。この精神性は少なくとも、数千年に亘り、人類の集合的な心の中にはびこってきた。
 第二に、強制した「正常」に挑戦しようとする少数者には、人生を非常に不愉快なものにしなければならない。これに最も効果的な方法は、違っているという罪を負わせること、要するに、不愉快な目に遭わせることだ。そうだ、違ったドラムを叩く奴、違った「真実」と、生き方の意見や見解を言う奴は、人類家畜の中の一匹の黒い羊のように目立つ。あなたは既に、あなたの正常を現実として受け入れるように、その羊を飼い慣らしてきた。そしてそれで、傲慢さと無知により、人はそれ故、違った人生の見方をする者を馬鹿にし、非難する。これは、逃亡しようと考えている家畜である他人のために、警告として、従い仕えるように圧力を加える。出る杭は打たれるという、日本の諺のとおりだ。

 これが、大衆が自分たち自身を取り締まり、お互いを整列させた状態にする、少数が多数を支配するための基礎的な状況を創りだす。羊は残りの家畜の群れ〈herd〉のための、牧羊犬になる。(私は厳密に言えば、羊の集合名詞は「flock」であり、「herd」ではないと知っているが、馬鹿げた慣習で「herd」が好きだ)。それは、一人の囚人が逃亡しようとしているのに、囚人仲間が逃亡させないように集まってくるのに似ている。もし、そういうことが起これば、我々はその囚人たちは狂っている、どうして、そんなことをするのだろうか、と言うだろう。しかし、彼ら(支配者)が盲目的に従っている正常に従うように、あらゆる人に要求することによって、人類は正確にこれをお互いに毎日しているのだ。これは、心理的ファシズム(あらゆる家庭、あらゆる所に居る、エージェントによる、思考の警察)以外の何物でもない。エージェントはとてもよく飼い慣らされているので、殆どが自分をただ働きをしているマインドコントローラーだとは考えていない。「私はただ、子供たちのために、正しいことをしているだけだ」と、彼らが言うのが聞こえる。いいえ、あなたが信じるべきだとだまされてきたことが、彼らにとって正しいのであり、同じようにあなただけが最良と思っている信念が、彼等にとって正しいということだ。オックスフォード連合の討論会で、英国の前主席ラビと討論し、彼が教育とすり込みの違いを、全然理解できなかったことを私は思い出す。それは一つの驚異だった。

 我々はこの同じテーマを、制服を着た人々と、他の人たち、すなわち大衆を支配する力を助長している大衆に毎日の経験の中で見ている。それは、イギリス労働党歌、「赤い旗」の替え歌に要約されている。「労働者階級はわしの尻にキスできる。わしはついに親方になった」と。これは、家畜の群れが自分たち自身を取り締まることを確実にするために決定的な、分割して支配する戦略のすべての部分である。あらゆる人があらゆる誰かを、精神的感情的肉体的な牢獄に閉じ込めるために、部分的な役割を果たしている。支配する者がすべきことのすべては、然るべき時に、然るべき紐を引くことと、人間の操り人形をふさわしい曲にあわせて踊らせることである。我々が賢くも、「教育」と呼ぶものによって教えられたことによって、また彼ら自身が所有しているメディアによって、「ニュース」とみなされるものによって、彼らはこれを実行している。このようにして、彼らは考えない、疑問を持たない家畜の群れに、家畜自身について、他人について、人生について、歴史について、現在の出来事について、家畜が信じるべきことを命令できるのだ。一旦、社会にこの正常を設定できれば、個別にジャーナリストや、レポーターや、政府の役人を支配する必要はない。メディアと制度は「真実」を同じ正常から取ってくる。従って、メディアとその制度は現実の違う見解を提唱する誰に対しても、反射的に馬鹿にし、また非難する。一旦、何が「正常」で可能であるかを支配すれば、すべてのシステムは事実上、自動的に進行していく。


イルミナティ 
 ピラミッドの頂上に居るエリートの十三家族が、秘密結社のネットワークによって、この支配のシステムを創造し、操って居る。この秘密結社のネットワークと、血統〈bloodlines〉は、イルミナティすなわち「光輝ある者たち、イルミネイテッド・ワンズ」として、知られるようになった。別の言葉で言えば、彼らは他の誰もが否定されている知識に啓発されている(イルミネイテッド)という事だ。イルミナティはその内部に、すべての重要な組織を持った一つの組織だ。それはあたかも癌のようだ。すべての主な秘密結社は、注意深く選抜した新入会員をイルミナティの中に加入させる。そして、彼らはあなた方が見ている、世界中で権力を持った地位にある者たちだ。彼らはすべての人種、宗派、国々に寄生している。
 ほとんどのフリーメーソンは決して、下位の三位階、いわゆる青の階級〈Blue Degree〉以上には昇進しない。彼らはその組織が使われている目的を知らない。スコッティシュ・ライト、三十三位階などの明らかに高位の者でさえ、比較的少ししか知らされない。全員が特別な血統に由来しているごく少数の者たちだけが、「個別」の秘密結社のトップを経て、その上のイルミナティの階級に入っていく。これはその中にすべての主要な秘密結社が加入しているレベルだ。依然として、少なくとも、フリーメーソンのメンバーの九十五パーセントは、このレベルが存在することさえ知らないし、その中に誰がいるかは全く知らない。


血統 bloodlines
 イルミナティの血統はすべて、ハイブリッドのDNAで遺伝子的に繋がっている。それは人類の遺伝子を持った爬虫類の種族と、ノルディックの地球外生命体の種族との異種間交配による遺伝子融合によるものだ。この異種間交配は数十万年前から始まり、現在も継続している。もし、これを始めて聞いたならば、現実の飼い慣らされた見解からは、それがいかに奇怪で狂っているように響くかを私は理解できる。しかし、この本を読み続けるならば、この馬鹿げたように見える話しを支持する莫大な証拠を見るだろう。そして、それが古代と現代の「ミステリー」を説明できることを理解するだろう。後になってみれば真実だとわかる如何に多くのものが、最初に聞いた時は不可能とか、正気ではないと見えることだろうか。人は最初の一行だけを聞いただけで、それを支持する詳細な証拠を読み続けようとしないからだ。最初に、地球は丸いと言った人は狂人と呼ばれた。何故なら、底の方に住んでいる人は落っこちる、と考えられたからだ。批評家はこの時点で、この考えを放逐し、地球は平らに違いない、と確信して歩き去った。やがて、重力の法則を理解すれば、最初は気違い沙汰だと見えたものが突然、より信じられるものになった。
 そこで、人間でない種族がハイブリッドの血統――古代から権力者の地位にあり続けて居る同じ血統――を使って人類を支配し、だましていることは真実だとなる。この本や、別の私の本を見るように、もし心を開こうとする気持ちがあるならば、支持する証拠はここにある。

 人類を奴隷状態に維持する計画に最も奉仕する「法律」を導入しているのは、政治的な指導者と政府の統治者として現れている、これらの「爬虫類・イルミナティ」の血統である。これらの法律は、大衆はそれが創られる時に、いやとは言えないものであり、その同じ大衆の誰か――兵士や警察官やガードマンやその他――によってそれから施行される。これらの男たちは、最近では女性も多いのだが、ただシステムの使い捨ての人間だ。彼らは自分で考えろとは励まされない。もし、彼らが考えたら、実務のためにはならない。彼らは命令された通りに行動することで、命令を実行することで、「法律」の字句を執行することで、賃金を貰っている。
 私の父は、規則と規制は知識階級にとっては案内書であり、間抜けにとっては盲目的な服従である、とよく言っていたものだ。道理にかなった、「あらゆる例で・その利益・によって・自分で・考える方法」で法律を執行する、制帽をかぶった者がどれほどいるだろうか? ほとんど居ないね。そして、しばしば、彼らははしごの上の方に居る者たちに、決して好かれていない。兵士は会ったこともなく、知りもしない男や女や子供を射殺することの弁明はしない。兵士は皆殺しに関与しなければならない理由を上官に質問はしない。兵士はただ、命令を実行するだけだ。というのは、兵士は命令を実行することを命令されるし、その兵士に命令している上官は、上からきた命令を彼ら自身が執行しているだけだからだ。結局、命令のすべての道はこの惑星を乗っ取るアジェンダを指揮している、十三家族の血統とその枝に行き着くのだ。そのアジェンダとは、一つの世界政府、中央銀行、通貨、軍隊、また一つのグローバルなコンピューターネットワークに連結した、マイクロチップの埋め込みを要求するものだ。馬鹿げた陰謀「説」? ああ! 本当か? それなら、あなたのまわりをもう一度見回してごらん。これが今日起こっているのがわかるだろう、今だ。


羊人間 sheeple
 人間家畜を自分たちで取り締まることは、制服を着た者たちや、政府の執行官が取り締まることより、更に深いところまで行っている。それは飼い慣らされた両親から始まる。親は自分が飼い慣らされたことを子供に強制し、自分の宗教、政治、経済、文化の正常に従うように圧力をかける。馬鹿げた宗教に従わせるために、子孫に決められた結婚をするように強制すること、あるいは純粋に空想の物語を提供している一冊の本が命令する矛盾の通りに、人生のあらゆる面で従うことを主張している脳が死んでいる親のために、救命のための輸血を拒否している、エホバの証人の子供たちほど極端な例はない。正常の精神的感情的檻を創造することは、それは九十九パーセントの人類を囚人にしているが、分ごとに捕らえがたく、また少しは明らかな方法で進行している。
 キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教の両親を持った子供たちの中には、その宗教を認めないが、家族を動転させたくないので、依然としてそれに従う者たちが居る。そういうわけで、もし現実の違った意見を言えば、違った種類の人生を生きれば、他人が我々をどう思うだろうかという、ほとんど万国共通の恐怖がある。羊の檻を破って出ていきたいと思う人の恐怖は、エリートの家族や、イルミナティや、イルミナティの者たちが彼らをどう思うかというものではない、ということに注目しなさい。ほとんどの人は、そのようなネットワークがあることすら知らない。そうではなく、その恐怖は母親や父親が、あるいは友だちや職場の仲間達が――その檻の中に留まるようにシステムによって飼い慣らされている、まさにその人たちが――どう思うかによるのだ。羊たちは他の羊たちが整列するように強制するし、また逃亡しようとする者には、人生を不愉快にしようとする。彼らが色々な形で数千年間してきたように、一旦、「情報」の鍵となる制度を然るべき場所に設定し得るならば、近親交配している家族の血統の一つの小さなグループが、人生を――別の言葉で言えば心を――支配することは非常にたやすいことだ。人を物理的に支配するには、操作する者とその手先では十分ではない。そこで、人類が自らを精神的感情的牢獄の中に支配するような、一つの機構を創造しなければならなかった。

 一旦、自分たち自身で取り締まるという家畜の精神性を持てば、人類の意識をこの罠にかける三段階目がある。まず、家畜の中に派閥を創り、お互いに戦うように設定する。これは「異なった」信念体系(実際は、それは全く違ってはいないのだが)を創造することによって、またそれらを争わせるようにすることによって為される。これらの信念体系は、宗教、政党、経済理論、国々、文化、無数の多様さを持った「主義」として知られている。これらの信念は、拙著『私は私、私は自由』の中で、「反対同一」として指摘しているように、「反対」とみなされている。檻の内部での現実や可能性の見方は強く制限されているので、反対を含まない。そこで、エリートは分割して支配するために、分割を人工的に作るような認識を創造しなければならない。私が意味するところは、自分の子供たちや他人に、自分の信念を強制するキリスト教の司教、ユダヤ教のラビ、イスラム教やヒンズー教の僧侶、佛教の信徒の間にどんな違いがあるのか、と言うことだ。何もない。というのは、刷り込もうとしている信念は少しは違っているかもしれないが、しばしばほんの少しであり、ほとんどすべてのテーマは正確に同じである、すなわち一人の人間の信念を他人に強制することだ。政治での反対同一を見てごらん。
 ロシアのヨセフ・スターリンに象徴される極左は、中央集権と軍事独裁と強制収容所を導入した。その「反対」は、アドルフ・ヒットラーに象徴される極右だ。ヒットラーがしたことは? 中央集権と軍事独裁と強制収容所だ。それにもかかわらず、これらの二つの反対同一は、彼らは反対だと主張する宣伝をしながら、お互いに戦争することが設定された。冷戦時代に於ける、ソビエト連邦といわゆる「西側」の唯一の違いは、ソビエト連邦では、少数により目に見える形で支配されていたが、西側では、少数によって秘密裏に支配されていたことだ。そして、そのピラミッドの冠石を剥げば、同じ少数の者が両「陣営」を支配しているのがわかるだろう。ウオール街とロンドンのシティーを通じて活動している同じ勢力が、二つの世界大戦で、すべての「陣営」に資金を提供したのだ。これは証拠がある(『…そして真実があなたを自由にする』を参照)。

 それでは、詐欺を要約しよう。
@まず最初に、強固な信念と現実感覚を根本的に制限すること――羊の檻。それらが強固で自由な思考と、心を開いた質問をくじくようなものである限り、これらの信念がどのようなものであろうと、たいした問題ではない。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、そして残りすべては、各々が異なった「真実」のように見えることを主張しようとも、人類の奴隷状態に貢献するものだ。
A他人にこれらを強制するために、強固な信念に従う人たちを優遇し、一方、従わない人たちには、非常に困難で不愉快な人生にすること。
Bこれらの信念を抗争に持ち込むこと。それによって、分割して支配することを確実にし、それにより自暴自棄的に、少数による支配が求められる。
 お互いに争うことに、またお互いに、信念と見解を強制しようとすることに、大衆はとても忙しいので、イルミナティがそれらすべてにつけた紐を持っていることが人類にはわからない。人類は灯りのまわりを飛び回る蛾のようなものだ。宗教的信念に、フットボールの点数に、メロドラマの最新の騒動に、ビールの値段に強く催眠をかけられているので、人類を打ち壊そうとしている計画に気付かない。


ピラミッドの中のピラミッド 
 イルミナティはほんの一握りの者が存在を知っている、グローバルアジェンダを遂行することを可能にする、一つのピラミッド構造を社会全体に創造してきた。それは丁度、一つが内側に別の一つを持ち、一番外側の最も大きなものがすべてを包んでいる、ロシア人形みたいだ。イルミナティはその「人形」をピラミッドで置き換えたものだ(図一)。今日の各組織は一つのピラミッドだ。トップの少数はその組織が何であるか、また何を成し遂げようとしているかを知っている。ピラミッドの下へ行けば行くほど、多くの人が組織のために働いているが、本当のアジェンダを知るものはそれだけ少なくなる。底の方の者たちはただ毎日、自分がしている個人の仕事だけしか知らない。彼らはその会社の別の所で、別の雇用人の仕事と結びついて、どのような貢献をしているかは考えつかない。彼らはその知識から分画化されている〈compartmentalized〉。そして、自分の仕事をするのに、知ることが必要なことだけを告げられる。これらのより小さいピラミッドは、銀行の地方支店のように、より大きなピラミッドの中にぴったりはまり込む。そして遂に、すべての銀行を包み込むピラミッドにたどり着く。それは、多国籍企業、政治組織、秘密結社、メディア帝国、軍隊でも同じだ。もし、あなたが十分高い地位までたどり着けば、すべての多国籍企業(石油カルテルのように)、主要な政治組織、秘密結社、メディア帝国、軍隊(NATO経由で、たとえば)は同じピラミッドによって、すべてのピラミッドの頂上に座っている同じ者によって、支配されていることがわかるだろう。結局、他のすべてを包含する一つのグローバルなピラミッドがある。あなたの好みで言えば、最大の「人形」がある。この頂上では、イルミナティの最高のエリート、彼らの血統の「最も純粋な者」を見ることができるだろう。この様にして、彼らは全く関連がないもの、社会の「反対」とさえも見える領域のものを通じて、同じ政策を協調させることができる。これが、彼らが生活のあらゆる部門に爆発的な集中化を創造してきたことの理由だ。この集中化は偶然でも、自然に起こったものでもない。それは冷酷に計算された計画によるものなのだ。

 元三十三位階のフリーメーソン、ジム・ショーはその同業者連〈The Craft〉を、彼の本『ひどい詐欺 Deadly Deception』(Huntington House Inc.,Lafayette,Louisiana,1988)で曝露した。彼は如何に、フリーメーソンが同じ分画化されたピラミッドを基礎としているかを描写している。底辺にはブルー・ディグリーとして知られている三位階があるが、ほとんど大多数のフリーメーソンは決してそれ以上には昇進しない。スコッティシュ・ライトでは三十三位階、ヨークライトでは十位階あるが、フリーメーソンの三十三位階でさえも、選ばれた少数(血統)でなければ本当の秘密は教えられない。三十三位階のメーソンの奴が、「彼ら」が君は「もっと昇進する」と告げていたと言って、「異なったドア」から寺院を去って行った時には驚いた、とショーは話している。1 
  公式には三十三位階以上はない。しかしもちろんある。その秘密結社のトップレベルはただ単に、そのピラミッドでのトップなのだ。彼らはまた、一つのより大きなピラミッドに包含されている。その大きなピラミッドはすべての秘密結社を含んでいる。彼らは選抜した血統のイニシエイトを本当の活動と本当の秘密がある、非公式のイルミナティ階級に参入させる。しかし、そのレベルでも、その知識はまだ分画化されている。そこで、自分がどのような所にいるか知っていると考えている、世界中の数百万のメンバーよりなる秘密結社の、この巨大なウェッブを知ったと思うかもしれないが、事実はごく少数だけが、何が行われているのか、究極的に誰が射殺される予定かを知っているのだ。
 一八九一年に死亡したアルバート・パイクは、世界のフリーメーソンで最も地位が高い一人だった。彼の称号は三十三位階の最高位の評議会の至高のグランドコマンダーと、世界フリーメーソンの最高位の教皇というものであった。高位階のフリーメーソンのために書かれたパイクの本『モラルとドグマ』で、彼は低いレベルを誤解させる方法について書いている。

「ブルー・ディグリーは寺院の外側の路地か、玄関先の柱廊だ。シンボルの一部がイニシエイトにそこで見せられる。しかし、彼は意図的に嘘の解釈で誤導される。それは彼が理解するようには意図されていない。そうではなく、それは彼が理解したと思うように意図されている……それらの真実の言外の意味は高位の者、すなわちメーソンの皇子のために保留してある。」 

 その通り。ジム・ショーはフリーメーソンに二種類あると言う。一つは会合の間、ただ座っているだけで、その儀式について理解しようとさほど努力しない者たち。もう一つは、すべての仕事をするが、儀式に固執し真の意味を理解することなく、その言葉をメモするか読むだけの者たち。それは正しい。しかし、第三の種類がある。誰が本当にフリーメーソンを支配しているかという真実を知っている、またその儀式とイニシエーション(新入会の儀式)が何を達成するために企画されているかを知っている、少数の者たちだ。ショーはまた彼自身の経験から、どのようにして、フリーメーソンは彼らが選ぶ地位をどんなものでも操作できるかを確認している。現役の時、彼の部門の指導者でフリーメーソンの同志が、彼に一つの仕事に志願するよう助言した。ショウーは彼の地位が低く評価されていると、またそのテストに失敗するだろうと感じていた。彼のフリーメーソンのボスがしきりに勧めるので、彼は志願した。試験の時、その仕事には他にたった二人の志願者しか居なかったので、彼は驚いた。その仕事はすごく志願者が多いだろう、と彼は信じていたからだ。試験用紙を見たら、とてもやさしくてすぐ解答できた。しかしながら、彼の二人のライバルにはその試験がかなり難しいようで、時間内に終えることができなかった。ショウーはその仕事を獲得した。どうしてだろう? 彼は他の二人と同じ試験用紙を与えられなかったからだ。彼がフリーメーソンを脱会する時、反対のことが起こった。彼のボスは幾ら控えめに言っても、全くやさしく接してくれなかった。これは、いかにイルミナティと秘密結社のくもの巣が、彼らの仲間を重要な地位に置くことを確実にしているかという、まさに一つの小さな例だ。
 全体のシステムの中で、アジェンダの指令を統制するために、いかに少数で済むかを知ると、本当に驚かされる。もし、彼らが
(a)意志決定の鍵となる地位にあるならば、
(b)彼らが自分の下位の重要ポストの者を任命する権力を持っているならば。
 一つの例をあげよう。あなたが政策を決定する警察のトップを支配し、勢力内の様々な部門の長を任命できるならば、イルミナティの政策を導入し、秘密結社のイニシエイトから、主要な部下を選ぶことができる。彼らは順番に、自分の部門にその者たちを任命し、その下の地位に、より多くの秘密結社の秘儀を受けた者を選ぶことができる。そのようにして、それは進行していく。一旦、あなたがいかなる組織においても、トップの人間を支配できれば、ピラミッドは例えば、イルミナティのイメージの中に建築することができる。


大衆を覆う心 
 もし、そのゲームを見抜こうとするならば、理解する必要がある大衆操作のテクニックが二つある。一つは「問題・反応・解決法」と私が呼ぶもので、もう一つは「飛び石接近法」と名付けたものである。これらは、アジェンダを推進するために数千年に亘り使われてきている。そして、恐怖と共に、それらはイルミナティの二つの最も効果的な武器であり続けて居る。
 第一のテクニックはこのようなものだ。あなたが基本的な自由を剥奪するとか、戦争を始めるとか、権力を集中するなどということを、もしあからさまに提案したら、それに反対する大衆の反応があるだろう。そこで「問題・反応・解決法」を使う。
 第一段階では、一つの問題を創りだす。それは一つの国がもう一つの国を攻撃することでも、政府や経済の崩壊でも、テロリストの爆破でもいい。なんでもいい、もっとはっきり言えば、大衆が「解決」を要求しようと思うことなら、なんでもいいのだ。
 第二段階は、あなたが望む方向に人々が受け取るように、あなたが極秘に創りだした「問題」の報道をする。あなたはオクラホマ爆破事件の時の、ティモシー・マクベイのようなスケープゴート、責められるべき誰かを発見する。そして、人々が「何か対策がとられるべきだ」という要求をすることを鼓舞する方向に、これらの事件の背景を加工する。これがあなたが聞きたかった言葉だ。というのは、それが第三段階、詐欺に進むことを可能にするからだ。
 あなたはそれから、公明正大に問題に対する解決法を提案する。あなた自身が創った問題の解決法をだ。これらの解決法はもちろん、権力の集中、あなたのやり方に口を挟む役人や政治家を解雇すること、より基本的な自由を奪うことなどを意味する。このテクニックを用いて大衆の心をだますことができるので、大衆は平常時だったら猛烈に反対することをあなたに実行するように要求するだろう。
 一九九五年四月十九日、ジェームス・P・ムラハビルのオクラホマ爆破事件は、古典的な「問題・反応・解決法」だ。『…そして真実があなたを自由にする』で、どのようにして、マクベインが自分が理解できない勢力によって仕組まれたか、また燃料増幅装置を付けたライダートラックで、恐ろしいほどの損害を与える可能性はありえないことを、私は曝露した。そしてこの死と破壊の後、何が続いたか? アメリカ人から根本的な自由を奪い取る「反テロリズム」法が、反対されることなく議会を通過した。私はグローバルアジェンダの基礎的なことを曝露しようとすること以外は、一般的にマクベインと、キリスト教愛国者同盟の政治的見解になんの共感も持たない。しかし、それは重要な点ではない。巻き込まれた人たちの見解や生き方に拘わらず、起こったことの真実を確定することが重要なのだ。これが正義と呼ばれるものだ、と私は考えている。もし、あなたが、なぜマクベインが弁護を頼まず、後には処刑されることを求めたかを不思議に思われているなら、マインドコントロールの章をお読み下さい。
 二十世紀で最も効果的だった二つの「問題・反応・解決法」は、二つの世界大戦だった。二つの世界大戦は、戦争がいつもそうであるように、世界の顔を変えた。そして、権力の集中化を大きく推進した。国際連盟と同じく、国際連合はイルミナティの創造物であり、世界政府のためのトロイの木馬、隠れ馬だ。

 メディアは「問題・反応・解決法」のシナリオを完成するために、重要な部分を演じている。ホーリンガーグループのコンラッド・ブラックのような所有者のレベルは、何が進行しているか知っていて、自分の新聞をイルミナティアジェンダの推進のために使っている。彼らが任命した鍵となる編集長は、アジェンダについて幾らか知っているだろう、また幾らかのコラムニストもそうだろう。しかし、ほとんどのジャーナリストは、まったくそれを考えてもいない。その編集長はイルミナティの利益に反することを書いたら、どんなものでもそこで必ず阻止する。それでも、あなたが歓迎されない話しを追求することを主張するなら、別の仕事を探す羽目になるだろう。
 とにかく、ジャーナリストの書くほとんどの記事は、公的な(イルミナティの)情報源に由来している。オクラホマ爆破事件のような大きな出来事の直後では、レポーターはどこからその情報を得ていますか? 公的な情報源からですね。我々は、ホワイトハウスの情報はこう言っている、FBIはああ言っていると聞かされる。これがイルミナティがメディアを通して、彼らが大衆に信じさせたいと望む、これらの事件の見解を伝達する理由だ。これらの報道は新聞の一面に輝いている。そして世界中のラジオとテレビのトップニュースと、彼らが言うことが「正常」になる。
 数週間から数ヶ月経つと、究極の真実に興味を持っている研究者たちは、真実を掘り出そうとし始める。何度も何度も、真実の研究者たちは、いかに公的な見解が始めから終わりまで嘘であるかを実証し、証拠書類を提出してきた。しかし、どこで、彼らの報告が出版されるだろうか? 僅かな範囲に限定されるニュースレポートや、イルミナティ帝国のお金と聴衆のごくわずかな断片によって運営されているラジオ放送の中でだ。公的な見解がくつがえされた数年後でも、公的な見解が大衆の心の中に依然として優勢である。ロンドン、ニューヨーク、ケープタウン、シドニー、どこでもいいから、歩いている人を立ち止まらせて、オクラホマ事件、第二次世界大戦、コソボで、何が起こったかと尋ねてごらん。いつでも、彼らは公的な物語を話すだろう。というのは、公的な物語だけが彼らが聞いているただ一つのものだからだ。

 「問題・反応・解決法」の仲間は「飛び石接近法」だ。あなたは人々を導いていこうとする所を知っている。しかし、もし彼らに本当のことを示したら、強い反対を受けることをあなたは認識している。そこで、あなたは目的地に少しずつ進んでいく。そして各ステップは分離され、他のすべてと無関係なように見える。それはグローバルな集中化に向かう、一滴、一滴だ。このテクニックはヨーロッパ連合として今は知られている、独裁超大国の設立に最も明白に使われた。もし、政治家が共通の法律と通貨を持った中央集権化したヨーロッパを示唆したら、怒鳴り声が起こっただろう。人々はまさに、そのようなヨーロッパの独裁主義を止めるために、ヒットラーと戦ってきたと言っただろう。そしてそれを受け入れなかっただろう。これに打ち勝つために、イルミナティは一つの「自由貿易圏」を提唱した。そして更に、ヨーロッパの国々がより協調するように、彼らが操る世界大戦の問題さえも使った。一旦、彼らが自由貿易圏を手に入れたら、しかしながら、ドアの所に足はあり、彼らはその力を拡大し始めた。そして遂に、ヨーロッパ連合は十分に一人前のファシストの政治経済独裁体制となった。それが今日だ。
 同じことが、NAFTA(北米自由貿易協定)と、APEC(アジア太平洋経済協力会議)、すなわちアジアとオーストラリアの「自由貿易圏」で起こっている。今日の新聞とテレビニュースを見てごらん。そうすれば、「問題・反応・解決法」と、「飛び石接近法」のテクニックが毎日毎日、最後まで演じられているのがわかるだろう。この詐欺を見透かす一つの非常に効果的な方法は、次のように自分自身に問いかけ続けることだ。「私がこの事件の見解を信じることから、またその結果として提案される解決と変化を受け入れることから、誰が利益を得るのか?」と。その答えは、ほとんどいつも、権力を集中させよう、もっと自由を抑圧しようと願う者たちだ、となる。


盲目的な信念 
 数千年以上に亘り、宗教はこの人類支配の制度に最も奉仕してきた。そして、私はこの本の後半で、歴史的な背景と、今日的なこれらの「信念」の操作法に焦点を当てる。しかし、短く言えば、彼らは決して質問が許されない強固な信念体系を創造した。恐怖、すり込み、分離、信じない者に対するジェノサイトを通じて、これらの信念を強制した。人類の心をどちらが支配するかをめぐってお互いに戦った。それが数千年に亘り、分割して支配するためのイルミナティの絶好の機会を生み出している。
 もう一つの質問。これらの宗教が創造されるよりずっと以前の、古代に起源を持つイルミナティは人類支配の完全な道具が独立して現れた時に、たまたまそれを「幸運にも手に入れた」ということがあり得るのだろうか? それとも、人類を奴隷にするこれらの制度は、アジェンダを推進するために、これらのまさに同じイルミナティによって、目的を持って創造された、とするのがより可能性が高いのだろうか?
 しかし、宗教はその陰謀ではない。政治も経済もその他のものも、そうではない。それらは、大衆を自分自身で牢獄に閉じ込めるように説得するために設計された、牢獄の鍵を投げ捨てるように説得するために設計された、内部で連結されているだましの巨大なくもの巣の部分なのだ。イルミナティは各々の信念体系――宗教、政治、経済、人種、文化――を通じて、また主要な「論客」として、各々の陣営を通じて作戦活動をしている。その理由は単純だ。もし、あなたがあるゲームが始まらないうちに、そのゲームの結果を知りたいならば、すべての陣営を支配する必要がある。もし、フットボールチームの監督が一つのチームだけしか支配していなければ、彼はその結果を規定することはできない。しかしながら、もし彼が両方のチームを支配していれば、ボールが蹴られる前に結果を決定できる。それ故、それはイルミナティ、すなわち毎日我々の生活と我々の世界に影響している事件の背後に居る隠された手でも、同じことである。

 しかし、この本を読み終わるまでには、もしあなたがそれを成し遂げる開いた心を持っているならば、その手はもはや隠されたものではないだろう。真理はその外側にあるだけではない。真理の多くは、まさにここにある。

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