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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040916-00000020-kyodo-soci
口の粘膜から、さまざまな組織に分化、成長する能力がある幹細胞を取り出してシート状に培養、角膜の上皮に障害がある患者の治療に使う臨床試験を西田幸二(にしだ・こうじ)大阪大講師(眼科学)らが行い、患者の視力が回復したと、十六日付米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。
培養したシートは、透明度や発現するタンパク質が、角膜上皮とよく似て同じ役目を果たしており、再生医療の効果を示すものという。
西田講師らは、二〇〇三年一―三月に、病気で角膜の上皮を失い両目が失明に近い状態だった五十―八十代の男女四人を治療した。
患者本人の口の一部を切って粘膜を取り出し、幹細胞などを分離。二週間培養して厚さ〇・〇五ミリのシートを作成した。
これを患者の角膜に使うと視力が最高で〇・七まで回復。手術一年後も経過は良好という。
西田講師は「自分の細胞を使うので、他人から提供された角膜移植と違い、拒絶反応が起きずに済む」と話している。
(共同通信) - 9月16日8時15分更新